2025年08月11日、フィリピン沿岸警備隊の巡視艇「スルアン」(BRP Suluan、MRRV-4406)が、南シナ海・黄岩島(スカボロー礁、Scarborough Shoal)海域で、中国海軍駆逐艦と中国海警船に挟まれて追跡されました。
フィリピンの「スルアン」は中国の海警の船(CCG-3104)に放水を受け、追いかけ回されました。
「スルアン」は衝突を回避したのですが、中国側の2隻の艦艇は誤って衝突。
↑YouTube『The Sun』チャンネルの動画「Moment Chinese ships CRASH while tailing Filipino boat in South China Sea」。フィリピンの「スルアン」を追尾する海警の「CCG-3104」。画面左から中国人民解放軍の「桂林」が「CCG-3104」の前に出現し衝突。

↑自国の駆逐艦と衝突した中国海警の船は艦首が潰れてしまいました。
中国海警の船(CCG-3104)は、中国人民解放軍海軍の052D型駆逐艦「桂林」(DDG-164)と衝突し、艦首が大きく壊れて航行不能となりました。
実に清々しく「大笑いな結果」です。

↑スルアンの乗組員は勲章を授与されました。
フィリピン沿岸警備隊のスルアンは08月12日にマニラへ帰港し、乗員全員が勲章と表彰を受けました。

(吉田ハンチング@dcp)






