韓国の素晴らしい「K-民主主義」が、司法府の独立を破壊し、三権分立を葬り去ろうとしています。
Money1でもご紹介したとおり、大統領に成りおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、2025年09月11日、「大統領就任100日記念」(なんだこりゃ)の記者会見で、
「大韓民国においては権力の序列が明確にある。最高権力は国民、そして直接選出権力、間接選出権力(の順序)」
と述べました。早い話が、権力にはヒエラルキーがあって、
国民に選ばれた議員は司法に優越するのだ
――と宣言しました。大統領も直接選挙で選ばれているので、議員だけではなく、大統領に成りおおせたオレも司法に優越するとしたのです。
もともと韓国は法治国家ではありませんし、近代国家かどうかも怪しいものでしたが、これで本格的に「自由民主主義国」ではないことがはっきりしようとしています。
自由民主主義から「自由」を除く動きは、文在寅が進めましたが、それは李在明(イ・ジェミョン)によって完成されようとしています。

中国やロシア、呆れることに北朝鮮ですら「民主主義国」と名乗っています。
これらポンコツ国家と明確に線引きされるポイントは「自由の有無」です。
韓国には何を保ち守っているのかよく分からない「保守」、そんなもの定義上も存在し得るはずもない「右派」なるものが、もしいるのだとしたら、その寄って立つ基盤は「自由民主主義」でなければならないはずです。
もう何度だっていいますが、経済ももはやピークを超えて下り坂な韓国は、「明確に自由民主主義陣営側に立つ韓国」を自ら「おしまい」にしようとしています。
これこそが、素晴らしい「K-民主主義」の成果であって、韓国の皆さんが自分で選んだものなので、どうなろうが知ったことではありません。
李在明(イ・ジェミョン)と愉快な仲間たち、『共に民主党』議員は、自分たちの思いどおりの判決が出るように、司法を解体して、好き勝手にする動きをしています。
先にご紹介したとおり、大法院(最高裁判所に相当)の院長である曺喜大(チョ・ヒデ)さんを吊るすべき、2025年09月30日、国会聴聞会※にかける――としました。
※この聴聞会を「大法院長大統領選挙介入疑惑真相究明」と称しています。
ところが……。
そんな違法な聴聞会には「出ねえよ」

↑大法院の院長、曺喜大(チョ・ヒデ)さん。李在明(イ・ジェミョン)と愉快な仲間たちからのいわれなき非難にさらされています。
曺喜大(チョ・ヒデ)大法院院長は、聴聞会に出席しないことを決め、国会に通知しました。
2025年09月26日、曺喜大(チョ・ヒデ)院長と聴聞会出席要請を受けた5名の大法院判事、チ・グィヨン(ソウル中央地裁部長判事)は、不出席事由書を提出。
この「出席要求に対する意見書」では、
「先の05月に大法院で宣告した判決に関連する今回の聴聞会は、進行中の裁判について協議過程の解明を要求する内容を含んでいる」
「これは司法府の独立を保障した大韓民国憲法103条、合議過程の非公開を定めた裁判所組織法65条、裁判に関する国政調査の限界を定めた国政監査法8条、国会法37条などの規定と趣旨に反する」
「憲法と法律を遵守しなければならない身としては、聴聞会に出席できないという立場を申し上げる」
――と法的におかしな聴聞会だから出ねーよと明確に反論しました。
李在明(イ・ジェミョン)と愉快な仲間たちに明確に反抗したわけで、これを受けて「クズどもが何をするか」が要注目です。
(吉田ハンチング@dcp)






