信用売買の記事で触れ損なっていた用語がありました。「貸借(たいしゃく)銘柄」です。証券会社のサイトでは説明もなく使われていますので、初心者は少し戸惑ってしまうでしょう。銘柄を検索する際には、この言葉を知っておかないといけません。
先の記事で説明したとおり、信用取引のできる銘柄とできない銘柄があります。証券取引所および証券金融会社が定める基準を満たしている銘柄でないと信用取引はできないのです。さらに、買い玉を建てることはできても、売り玉を建てることはできない、という銘柄もあります。そこで「貸借銘柄」という言葉が登場します。
貸借銘柄とは「信用取引の買建(かいだて)だけでなく、売建(うりだて:つまり空売です)もできる銘柄」のことです。
チャートのINDEX(指標)を見て、「よーし空売してやろう!」と思っても、それがができない銘柄だとガッカリですね。最初から貸借銘柄を見ていればそんなことにはなりませんよ。もちろんトレードを行っているうちに覚えてるものなんですけれども……。
(高橋モータース@dcp)