韓国「ここは北朝鮮なのか。選管がサーバーにウソのデータを入力したのは明白だ」

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先にご紹介した、韓国の全国同時地方選挙で投票用紙が足らなかった件がまだ尾を引いています。

韓国の国会では「6・3地方選挙投票用紙不足事態・国政調査特別委員会」が設けられ、調査を続けています。

『国民の力』の朱晋佑(チュ・ジヌ)議員はその委員の一人ですが、2026年08月02日、国会の疎通会館において緊急記者会見を開催。

中央選挙管理委員会(中央選管)から提出された「2025年大統領選挙の時間帯別投票者数資料」を基に、全国の投票所約1万4,295カ所のデータを調査したと説明しました。

尹錫悦(ユン・ソギョル)前大統領の弾劾が決定。李在明(イ・ジェミョン)さんが選ばれた選挙のこと。

その上で、次のように述べました。

「第21代大統領選挙で、選管は投票率を故意に操作した」

「結局、前回大統領選挙では計109カ所で投票者数を故意に操作したことが明らかになった」

「投票者数をサーバーに故意に虚偽入力したということは、組織的、習慣的な犯罪行為だという意味だ」

さらに中央選管を「選挙管理委員会ではなく、選挙操作委員会だ」と批判し、選管のサーバーに対する押収捜索と検証を要求しました。

どんな異常が発見されたのか?――3つある

ではどんな「不正」あるいは「異常」が発見されたのでしょうか(韓国の言論統制を受けませんので「不正」と書きます)。

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朱晋佑(チュ・ジヌ)が提示したのは、大きく三種類の異常です。

❶投票者数が100人単位で増え続けたケース
代表例として挙げられたのは、ソウル市西大門区弘恩2洞の複数の投票所です。

中央選管の資料では、ある投票所の累計投票者数が、

午前07時:100人
午前08時:200人
午前09時:300人
午前10時:500人
午後02時:1,300人
午後03時:1,400人

――と長時間にわたって100人単位で増加していました。

朱議員は、弘恩2洞の3投票所では午前7時から午後6時まで、11時間連続で増加数が100人または200人という100人単位になっていたと指摘。

また、慶尚南道昌原市義昌区の投票所でも、午前07時から正午まで5時間連続で、投票者数が毎時ちょうど100人ずつ増えたとしています。

朱議員はこれについて、

ここは北朝鮮なのか。投票人数を意図的に制限したのか。サーバーに虚偽入力したことは明らかだ

と主張しました。100人単位の入力が続いた投票区は計5カ所だったと説明しています。

朱晋佑(チュ・ジヌ)議員は、脱北者(北朝鮮離脱住民)の家庭出身として知られています。父親が北朝鮮出身。「ここは北朝鮮なのか」という言葉は強烈な皮肉といえます。

❷数時間にわたり投票者が一人も増えなかったケース
朱議員によれば、一定時間、累計投票者数が全く増加していない投票所が90カ所ありました。

例として挙げられたのは、京畿道烏山市南村第1投票区です。

ここでは、ある1時間に投票者数が259人増えた後、続く3時間は一人も増えず、累計値が同じままだったとのこと。

朱議員は、

「投票率の推移上、このように突然投票が止まることはあり得ない」

とし、実際の投票者数を時間帯別システムに正確に入力していなかった証拠だと主張しました。

❸2時間以上、毎時1~2人しか増えなかったケース
朱議員は、2時間以上連続して、1時間当たりの投票者数が0~2人しか増えていない投票所も14カ所あったと説明しました。

例として、ソウル市江南区細谷洞第1投票区では、ある1時間に292人増えた直後、次の2時間で計2人しか増えなかったとしています。

以上3つのケースを合計して、

100人単位で入力された投票区:5カ所
一定時間、増加ゼロの投票区:90カ所
2時間以上、0~2人しか増えない投票区:14カ所

の計109カ所で明らかな異常があったとしました。

韓国では投票日当日、各投票所の投票者数を集計し、邑・面・洞や選管のシステムを通じて時間帯別投票率として公表します。

朱議員は、100人単位で丸めたような数字や、数時間変化しない数字が存在する以上、現場の実数をそのまま入力したのではなく、職員が任意の数字を入力した――と見ています。

まったくそのとおりでしょう。

つまり「大統領選挙当日の時間帯別投票者数を、選管の職員が故意に虚偽入力した疑い」が濃厚なのです。

2024年12月03日、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領(当時)は、非常戒厳を宣布した際、中央管理委員会の資料を押さえるために軍の一部を派遣しました。正しい判断だったのではないでしょうか。

中央選挙管理委員会の説明(言い訳)

では、中央選挙管理委員会はどのように反論しているのでしょうか?

中央選管側は、時間帯別投票者数について、現場から報告する過程で、

・100人単位の概数で報告した
・入力が遅れ、後の時間帯にまとめて反映した
・中間集計の入力に誤りがあった

可能性がある――としました。

中央選管は、時間帯別の数字に問題があっても、投票終了後に確定される最終投票者数・最終投票率には問題がないため、選挙結果の操作ではない

という主旨の説明を行っています。

また、08月02日の朱議員の具体的な「大統領選109カ所」疑惑に対しては、

「検察・警察合同捜査本部が捜査中の事案なので、立場を明らかにすることは難しい」

と回答。

つまり時間帯別入力に誤りや概数入力があった可能性自体を全面否定しているわけではありませんが、それが最終投票数や開票結果を操作したことを意味する――という朱議員の含意には同意していません。

もっと突っ込んで徹底的に調査すべき案件です。

(吉田ハンチング@dcp)

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