2026年08月20日、『韓国銀行』が2026年第2四半期時点での「International Investment Position」(対外資産負債残高:略称「IIP」)を公表。
金融純資産が約91.5%なくなるという異常な事態となったのですが、実はもう1点。注目しておきたいポイントがあるのです。
Money1でIIPを取り上げるたびにご紹介しているのですが、「Short-Term External Debt Ratio」です。
これは外貨準備高に占める短期対外債務の割合を示す数字(%)です。
上掲は『韓国銀行』が公開したプレスリリースの中にある対外債権・債務の表組ですが、赤線を引っ張っているのが「Short-Term External Debt Ratio」。
なぜこんなものを計算するかというと、対外債務というのは外国に返済しなければならない借金です。
短期対外債務は1年以内に返済しなければならない借金です。「今返せ、さあ返せ、スグ返せ」と迫られた場合、もし外貨準備高が十分になければ、その時点で「詰み」です。
なので、「今返せ、さあ返せ、スグ返せ」と迫られても大丈夫かどうかを「短期対外債務 / 外貨準備高」で計算しておくのです。
2026年第2四半期は、面白いことに「46.5%」となっています。
つまり、外貨準備高のうちの46.5%を占める「短期対外債務」がある――ことを占めています。
逆に言えば(そして極論すれば)、債権者から「今返せ、さあ返せ、スグ返せ」と迫られたら、外貨準備高の46.5%が借金返済でなくなる――ということです。
この短期対外債務レシオの推移を直近1年でグラフにすると以下のようになります。

じわじわキテるねえ――とニヤニヤする推移となっています。こういうのを「じわる」というのででしょう。
(吉田ハンチング@dcp)






