2020年05月29日(金)が(ほぼほぼ)締まりました。06:21現在、ドルウォンチャートは以下のようになっています(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
長い陰線になり、ウォン高進行という結果になりました。先にご紹介したとおり、29日には韓国政府から「為替レートの一方的な偏りは許さない」という発言もあり、それを反映するようなプライスアクションでした。
それだけではなく、アメリカ時間にトランプ大統領の「対中国演説」があり、これが最後に全部もっていくという面白いことなりました。
ローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」で見ると以下のようになります。
もし韓国通貨当局がウォン安阻止で介入していたのなら、恐らく防衛ラインは「1ドル=1,238ウォン」だったのではないでしょうか。ウォン安方向への圧力は決して弱くないのに上へアタックしては阻まれるの繰り返しでした。
しかし、圧巻はアメリカ時間の急激な下りです。下りというよりもはや落下ですが、これはトランプ大統領の演説効果です。FXの取引をされる方々はこの時間帯に「うわーっ!」と思われたでしょう。
アメリカ市場の株価もこの演説で急上昇しました。以下は「NYダウ」のチャートですが、同じ時間帯にズドンと急上昇しているのがお分かりいただけるでしょう。
ドルウォンの話に戻りますが、この落下で「1ドル=1,230.50ウォン」までウォン高が進行しました。しかし、少しウォン安方向へ戻して29日は「1ドル=1,231.59ウォン」で幕となったのです。
まだ03月第3週の支配下にある
これで05月の最終週が終わりましたので、ローソク足1本が1週間の値動きを示す「週足」でチャートを見てみます。
いまだ2020年03月第3週の長いローソク足の支配下にあります(いわゆる「ハラミ足」状態と見えます)。これを破るにはまだ少しかかりそうな気配です。
次週から06月の相場がスタートしますが、また随時記事を制作し状況をご紹介するようにいたします。
追記
2020年06月01日(月)の市場が開きました。10:15現在のドルウォンチャートの状況を以下の記事にまとめましたので本記事と併せてお読み頂ければ幸いです。
(柏ケミカル@dcp)