11月10日、ドイツ産業連盟(BDI:Bundesverband der Deutschen Industryの略)は、ブレグジットに関して「EUとイギリスが2年の期限以内に包括的合意に至るのは不可能」との見方を示しました。
ここのところ聞かれなかったのですが「ハード・ブレグジット(hard Brexit)」の可能性が、ドイツ企業の重鎮にはちらついているようです。ハード・ブレグジットは「EUとの関係が悪くなろうが、EU市場との関わりを一切断つ」というシナリオ。
これを選択すると、いくらなんでもイギリスが持つわけがないので、あり得ないと考えられますが、二枚舌外交が得意なイギリスですから期限ぎりぎりまで粘りに粘ることはあり得ます。どうもポンドの不安定さはしばらく続きそうです。
(柏ケミカル@dcp)