2020年08月31日、香港の楊潤雄教育長官は「香港には三権分立はない」と明言しました。三権がお互いに牽制し、国民の自由・権利を守るという近代国家の基本理念を守るつもりがないことを明確にしたのです。
ことの起こりは、高等学校の一般教育の教科書が教育局の見直しの対象となり、三権分立の内容を修正・削除したことです。
これについての答弁で、楊長官は上掲のとおり「香港では三権分立はない」と述べたのです。さらに、香港の責任者である林鄭月娥(キャリー・ラム:Carrie Lam)香港特別行政区行政長官はこの発言を支持すると表明。
香港はもはやかつての香港ではありません。中国共産党の支配下にあるのです。
(柏ケミカル@dcp)