先にご紹介しましたが、中国随一の商都・上海の一等地にあるモールが閉鎖を決めるなど、不景気ぶりに拍車が掛かっています。飲食店もバタバタ潰れています。
中国関連ニュースで、中国の外食産業において2024年上半期に「105万6,000業者」が閉店した――という報道が出ています。これは企業情報プラットフォームである『天眼査』によるものです。
2023年の閉鎖数は「135万9,000」ですから、01~06月の6カ月間で、昨年1年間でなくなった業者の77.7%が消失したことになります。
中国共産党の公式企業検索プラットフォーム「企査査」のデータによれば、2024年第1四半期(01~03月)時点では、飲食関連45万9,000――約46万が閉鎖(取り消し・停止)となっています。
それが上半期時点で「105万6,000」ですから、第2四半期だけでは「59万7,000」業者が閉鎖されたことになります。つまり、閉鎖数は第1四半期から第2四半期にかけて増えており――つまりは、景気はさらに悪化した――と見なければなりません。
中国の不景気は底が抜けて、さらにどん底へと進行するかもしれません。
『天眼査』は、中国の企業情報を提供するオンラインプラットフォームです。
『天眼査』では、企業の基本情報、法的リスク、知的財産、商業関係、経営者情報など、企業に関連するさまざまなデータを提供しています。また、中国国内の企業だけでなく、国際的な企業に関する情報も提供しています。
⇒参照:『天眼検』公式サイト
(吉田ハンチング@dcp)