韓国の実体経済の悪化を知らせるデータが、韓国の経団連といわれる『全国経済人連合会』から出ました。2020年09月11日に公表された「危機の路地商圏、『下半期の純利益前年比-42.0%の見通し』」というリポートです。
これは「『全国経済人連合会』が22個の主要な路地商圏業種を代表する協会(組合)を対象に『2020年上半期の業績と下半期の展望』を調査した結果」です。
「路地商圏」をなんと訳すのか難しいですが、商店街など地場の商店といったところでしょうか。調査対象は「家具店」「ペットショップ」「クリーニング店」などの組合ですから、そのエリアに密着して商売を営んでいるお店ですね。
その景気がまさに最悪な状態だというデータです。以下をご覧ください。
2020年上半期の結果(平均)
売上高:-27.2%
純利益:-32.9%2020年下半期の予測(平均)
売上高:-35.9%
純利益:-42.0%上記の予測は社会的距離(ソーシャルディスタンス)が第2段階にとどまる場合
社会的距離第3段階(さらに距離を取る)が施行された場合の予測は以下
2020年下半期の予測(社会的距離第3段階/平均)
売上高:-45.9%
純利益:-52.6%⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』「危機の路地商圏、『下半期の純利益前年比-42.0%の見通し』」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)
※赤アンダーライン、強調文字は筆者による(以下同)
ここでご紹介したのはあくまで22業種の平均で、社会的距離を取ることが推奨されているため、例えば「遊興飲食業」では「売上高:-100%」「純利益:-100%」といった結果も出ています。
韓国の実体経済は最悪な状況です。しかし、負のスパイラルは続くもの。さらに下にいく可能性も低くはありません。
いまだに2020年韓国の経済成長率はプラスという予想を変えていない韓国政府が脳天気に過ぎるといえるでしょう。
(柏ケミカル@dcp)