また韓国の公社の話です。なぜ最近こんな話ばっかり出てくるかというと監査を行っているからなのですが、今度は『韓国石油公社』です。同公社はベトナムに保有しているガス田を「1ドル」でロシアの国営石油会社に売却しようとしています。
投資はしたものの産出量は予想量を下回り、採算が取れなくなってきたので「泣く泣く1ドルで手放す」というのです。このガス油田の価値は「マイナス2億ドル」(2019年現在)となっており、操業するだけ損ですから、これはやむを得ないでしょう。
本件を報じた韓国メディア『朝鮮日報(日本語版)』によれば、投じた金額などは以下になります。
27年間で4,100万ドルですからまあ「イッテコイ」といったところですが、大損を積み上げた屍(しかばね)累々の他の海外資源開発よりははるかにましな結果といえるでしょう。
屍累々の方については以下の記事をお読みいただければ幸いです。
韓国の公社「海外の資源開発」で大損!「資金回収ゼロ」「回収たった0.8%」など豪快な赤字連発
韓国の海外資源開発はハズレのオンパレード!韓国の海外資源開発は、李明博(イ・ミョンバク)大統領の大号令でスタートし、巨額を投じたにもかかわらず資金の回収率がなんと「約40%」にしかなりません。388億8,000万ドル投資して、155億3,7...
(吉田ハンチング@dcp)