「習近平の訪韓で韓国経済は成長する」というリポート。そんな甘い考えで大丈夫なのか

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2020年12月28日に韓国の経団連といわれる『全国経済人連合会』から興味深いリポートが出ました。

中国の2021年の経済成長率を7.8%と予測し、韓国もその恩恵にあずかれる

仮に習近平総書記の訪韓が実現した場合さらに韓国の経済成長は大きくなる

というのです。

中国との関係は、韓国がTHAAD(Terminal High Altitude Area Defenseの略:終末高高度防衛)ミサイルの配備を決めてからおかしなことになりました。中国に進出した企業が嫌がらせを受けるなどがあり、韓国政府はひたすら下手に出ることを余儀なくされ、現在に至っています。

この『全経連』のリポートでは、

THAAD前の中韓関係を100とすると
習近平総書記が訪韓した場合「104」に回復する

対中輸出は8.1%プラス反転する

としています。韓国の最大の貿易相手国は中国ですが、対中貿易成長率は、

2019年:-3.3%
2020年:-8.1%
※2020年は01-11月累計

マイナスになっていました。これは取りも直さず、中国企業が韓国の輸出製品をキャッチアップし、不要になってきたことを意味しますが、この状況を2021年にはひっくり返せるというのです。

中国企業の信用リスクが顕在化しだしているのにこんな甘い見通しで大丈夫なのでしょうか。「習近平総書記が脳動脈瘤の治療のため入院している」というニュースも出ていますが……。

⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』「中国経済専門家対象2021中国経済見通し調査」

(吉田ハンチング@dcp)

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