『韓国銀行』の「ECOS」によって興味深いデータが明らかになった、と韓国メディア『ソウル経済』が報じています。「変動金利」についてです。読者の皆さんも住宅ローンを組む際に「固定金利」にするか「変動金利」にするかで悩まれることでしょう。
一般的に固定金利の方が高くつきますが、変動金利を選択すると、ローンを返却している間に金利が想定外に高くなるリスクがあります。
韓国の家計ではどうなっているのか、です。以下をご覧ください。
対家計融資における変動金利の割合
2020年03月:65.6%
2020年05月:66.0%
2020年07月:67.2%
2020年09月:67.9%
2020年11月:68.9%
2020年03月:65.6%
2020年05月:66.0%
2020年07月:67.2%
2020年09月:67.9%
2020年11月:68.9%
なんと約7割が「変動金利」で融資を受けているのです。
これはもちろん2020年に韓国の金利が現在史上最低になったことを受けてのこと。金利が最低水準ですので、固定金利を選ばず、より低い変動金利を選択した結果でしょう。また、この低金利のため不動産に資金を投じる人が多く、2020年に韓国の不動産は急騰したわけです。
ですが、もちろん問題はここからです。
市中金利がじわじわと上昇しつつあります。金利が上昇すると利払いが増えて、返済能力の不足する人から困るようになっていきます。実はこの点こそ、韓国経済の一つの注目ポイントでもあるのです。
(吉田ハンチング@dcp)