「カバレッジ」とは?

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投資関連のニュースなどで「カバレッジ」という言葉が登場することがあります。皆さんはこのカバレッジの意味をご存じでしょうか?

「カバレッジ(coverage)」とは「到達範囲」「報道(の範囲)」「サービス区域」「適用範囲」といった意味ですが、株式投資の世界では違ったニュアンスで使われます。また、外資系銀行、投資銀行の業務についての説明で「カバレッジ」を「営業職」とされることがありますが、それは就職活動で役に立つ理解です。

株式投資において使われる「カバレッジ」は、証券会社や投資銀行が「その企業の業績、将来の見通しなどを調査分析する」「その結果を基に投資家に対してアドバイスを行うこと(情報を提供すること)」また「その企業についてのレーティングを出す」などの業務を行うことを指します。

「モルガン・スタンレーがテスラをカバレッジ」と言えば、モルガン・スタンレーが「テスラの業績、業績見通しなどを調査・分析する」、また「テスラ(そしてテスラ株)についての助言を投資家に行う」「テスラ(そしてテスラ株)についてレーティングを行う」といった意味になります。「カバレッジ開始」と言われることもあります。

このように株式投資の世界で使われる「カバレッジ」は、元の意味からは想像しにくい、一種のテクニカルターム(専門用語)のようになっています。株式についてのニュースなどで初めて「カバレッジ」に出くわした人は、文の意味が取れないかもしれません。できれば知っておいた方がいい言葉なのです。

(柏ケミカル@dcp)

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