『Washington Post』と『Reuters』など外信が報じました。
『Washington Post』は、ウェンディ・シャーマン国務省次官が、アメリカ合衆国が撃墜した「中国の偵察気球」がやはり軍事用だったことを40カ国の大使館150人外交官を対象にブリーフィングをした――と報じています。
⇒参照・引用元:『Washington Post』「Chinese balloon part of vast aerial surveillance program, U.S. says」
⇒参照・引用元:『Reuters』「U.S. briefed 40 nations on China spy balloon incident, diplomats and official say」
合衆国は撃墜した気球の残骸を調査していたのですが、
●気球に装着された太陽電池パネルが通常の気象観測用より容量が大きい
●気球に方向舵とプロペラが装着されており、飛行経路が風の方向と一致しない
(つまり狙った方向どおりに運用されていた)
●精密イメージをキャプチャーできる電子光学センサーやデジタルカメラ、無線信号や衛星伝送機能を備えていた
といった点を指摘して「軍事用」と、中国の「民生品で不可抗力で合衆国領空に侵入した」という主張を真っ向から否定した――という情報が出ています。
また、合衆国政府は「この気球が中国人民解放軍によって統制されており、中国南部島の海南から出発したものでではないか」という観測も出しているとしています。
中国の反論はいかに?です。
(吉田ハンチング@dcp)