ロイターに興味深い記事が掲載されました。「中国・EU首脳会議」(2018年07月16-17日に北京で行われます)でアメリカ・トランプ大統領の通商政策に対して「EU・中国共同での強い声明」を出すように圧力を掛けているというのです。中国は「WTO(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)を通して協調行動を取ろう」とEUに提案しているとのこと。
昨日もお伝えしたとおりCSI指数(INDEX)も急落しており、貿易戦争の行方も不透明な中国としては、トランプ大統領から圧力を掛けられているEUを味方に引き込みたいところでしょう。
しかし、EUは「お前と一緒にすんな!」とこの働きかけを拒否している模様です。実際、2016年、2017年に開催された同首脳会議では、領海問題・通商問題については見解が全く合わず、共同声明は採択されていません。
EUは中国の思惑に乗る気はさらさらないようで、さすがの対応だといえるのではないでしょうか。
⇒参照・引用元記事:『ロイター』「中国、米通商政策対抗でEUに連携働き掛け=欧州当局者」
https://jp.reuters.com/article/china-trade-idJPKBN1JT2W1
(柏ケミカル@dcp)