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韓国企業「外貨建て」債券発行が増加、530億ドル到達。『SKハイニックス』は15億ドル調達

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Money1で先にご紹介した韓国『SKハイニックス』が外貨建て債券を発行し「10億ドル」調達予定――の件です。申し込みが多かったため(約65億ドルあったと外信が報じています)、調達金額を1.5倍に増やして15億ドルでいきました。

調達できるときにしておこう、というわけです。業績不振でキャッシュがないんじゃないのか?なのですが、とりあえず調達できたのは良かったです。

ちなみに『SKハイニックス』は2023年01月にも外貨建て債券を発行して25億ドルを調達しています。

韓国企業の外貨建て債券の発行額は増加しています。以下をご覧ください。


データ出典:『韓国国際金融センター』

2023年の発行額は「530億ドル」に達しました。

注目していただきたいのは、この中に国策銀行『輸出入銀行』が調達した25億ドルが含まれている点です。Money1でもご紹介したとおり、『輸出入銀行』は日本『みずほ銀行』が取りまとめたシンジケートローンを通して8億ドルを調達しています。外貨調達に必死になっているのはなぜなのでしょうか。

韓国企業が外貨建て債券の調達を進めているのは、国内市場の規模が小さく、脆弱であるという背景があります。韓国の債券市場は日本人が想像するよりずっと流動性が低いものなのです。だからこそ、『韓国電力公社』が発行する社債が巨額過ぎて、他の企業が割を食う、なんてことが起こります

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『韓国電力』はブラックホールだ――なんて非難が起こりました。

(吉田ハンチング@dcp)

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