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中国の水浸し状況。

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Money1でも先にご紹介したとおり、中国語メディアでは「水没しない中国の都市はどこなんだ」というやけっぱちのような記事が出ています。2024年も中国南部はすでに大雨・洪水によって大きな被害を受けています。


2024年07月02日、水没した中国湖南省岳陽市の街。


↑岳陽市の位置。PHOTO(C)Google Map


↑2024年06月29日、中国貴州省鎮遠県の水没した家屋。


↑同じく鎮遠県。水没した街で行われた救助の様子。


↑06月20日にドローン撮影された貴州省黄果樹瀑布(アジアで最大の滝)の様子。


↑黄果樹瀑布は貴州省の名勝として知られ、このように美しい景観なのですが……上掲のようになりました。もう無茶苦茶としかいいようがありません。

貴州省は中国で一番貧乏は省といわれます。猛烈な雨に襲われ、貴州省安順市水資源局の測定データによると、06月20日、黄果樹瀑布の流量は最大毎秒381立方メートルに達した、とのこと。

上掲は2024年07月01日に復旧作業に入り、忙しく立ち働く鎮遠県の皆さんを捉えた写真です。

しかし、復旧に入ったところがある一方でこれから本番という場所もあるです。以下は官製メディア『CCTV』の報道です。


↑2024年07月03日、江西省に対し「国家レベル4の災害救援緊急対応」を発動。

まさに洪水ばかりで水浸しなわけですが、「なぜ毎年洪水に見舞われるのか?」です。治水計画・当局の対応がそもそもおかしいのではないのか?――という声が挙がっています。そう言いたくなっても当然でしょう。

経済的損失の大きさはいまだ集計されていませんが、注目したいのは「農作物の収穫」です。中国語記事では◯ヘクタールの農地が……という記事が出ていますが、こちらも集計データが見当たりません。

しかし、被害が甚大なのは確かでしょうから、また当局が「穀物の収穫量が前年を上回った」といったリポートを出すなら、それはウソだと見なければなりません。

『Radio Free Asia』では「なぜ中国は毎年洪水に見舞われるのでしょうか? 学者:権威主義体制が主な理由です」というタイトルの記事を出しています。

(吉田ハンチング@dcp)

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