2020年09月15日、『韓国銀行』から「2020年第2四半期の外部監査企業経営分析」という資料が公表されました。予測されたことではありますが、大変によろしくない状況になっております。
これは韓国企業について売上や利益率などの推移を分析したもの。『韓国銀行』も「第2四半期、成長性と収益性は悪化」とレジュメに表記する結果となっています。
一部を以下に引用します。
売上高の増減率
第1四半期:-1.9%
第2四半期:-10.1%
⇒売上高の減少が拡大収益性・営業利益率
2019年第2四半期:5.5%
2020年第2四半期:5.3%
⇒利益率が減少負債比率
第1四半期:88.2%
第2四半期:87.0%
⇒負債比率は小幅圧縮された!借入金依存度
第1四半期:25.3%
第2四半期:25.6%
⇒借入金依存度が小幅上昇⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2020年第2四半期の企業経営分析」
売上高の減少幅が大きくなっていますが、実はこれは平均で、まず製造業が「-12.7%」と悪く、さらに細かく業種別に見ると以下の2つでひどい数字が出ています。
石油・化学関連企業:-26.8%
輸送機器メーカー:-17.3%
輸送機器メーカーの中には自動車も入りますが、政府の税制優遇が第1四半期で終わった反動が第2四半期にきたのでしょう、とたんに売上が悪くなりました。
予測どおり、2020年第1四半期から第2四半期へ韓国の実体経済は悪化したことが確認されました。もう第3四半期も終わろうとしているわけですが、韓国経済が復調している兆しは、見えません。
韓国は輸出品目を作る製造業で持っている国です。製造業が回復しなければ景気が戻ることがありません。
韓国の景気回復の道はまだ遠そうです。
(柏ケミカル@dcp)