割安株の見分け方 その11「ABレシオ」 その1

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株価市場で儲けるためには、安く買って高く売らないといけませんので「割安株を見つけること」が必要になります。そのためには各種指標(INDEX)の助けを借りるのが良いとされます。

どのINDEXを使うかは、その人の好みもあるのでトレーダーによってまちまちなのですが、とにかく人が使っているものについては、一応どんなものかうっすらとでもいいので知っておくのが良いのではないでしょうか。というわけで今回は「ABレシオ」です。

「ABレシオ」は、篠原正治さんが考案したもので別名「篠原レシオ」と呼ばれたりします。この「ABレシオ」には、

・Aレシオ
・Bレシオ
・Cレシオ

があります。「ABレシオなのになんでCレシオ」があるんだ、と思われるかもしれませんがなぜかそういうことになっていまして、

Aレシオ
⇒「売買エネルギーの強弱」を測る

Bレシオ
⇒「人気の強弱」を測る

Cレシオ
⇒「Aレシオ」「Bレシオ」を補完し、売買のタイミングを計る

筆者個人は「エネルギー」なんて言葉が出てきた時点でバカにしたくなるタイプですが、ともかくこのINDEXはそういうことになっています。またネットで他のサイトも検索していただければ分かりますが「科学的に株価予測するために考案された」そうですよ。

まず「Aレシオ」の計算方法ですが、これはその日の値動きを基準にして計算します。下の「ローソク足」を見ると分かりやすいでしょう。

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Aレシオ(%) = ○日間の強エネルギー(当日の高値 - 当日の始値)の合計 ÷ ○日間の弱エネルギー(当日の始値 - 当日の安値)の合計 × 100

※○日間は通常「26日間」が使われます。

当日の「強エネルギー」と「弱エネルギー」を計算して、一定期間内のそれぞれの合計を算出。最後に割り算をして、100を掛けパーセント表示にします。

「始値から上がった金額の合計」を「始まり値から下がった金額の合計」で割るので、その金額が均衡していると「100」になります。つまり売り買いが拮抗しているわけです。株価の変動金額が売り買いでもみ合い状況であれば100近くで上下するはずですね。

始値より上がる金額の方が大きければ(買いが大きければ)、分子の数字が大きくなりますので100を超えるわけです。

次の記事では「Bレシオ」について説明します。

(高橋モータース@dcp)

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