結論からいえば赤字が拡大しました。
韓国の関税庁から「2022年01月1~1月20日の輸出入現況」のデータが公開されました。
2021年12月の貿易収支(輸出 – 輸入:貿易のもうけを示します)が赤字でしたので、2022年01月も赤字な場合、「2カ月貿易赤字」ということになります。
そのため「月の2/3が終わった時点での数字」は非常に注目されるのです。
以下が関税庁のデータになります。
↑Google Chromeの自動翻訳なのでヘンな日本語になっているところがありますがご寛恕ください。2021年01月01~20日
輸出:344億4,200万ドル(22.0%増加)
輸入:400億730万ドル(38.4%増加)
貿易収支(輸出 – 輸入):-56億3,100万ドル※( )内は対前年同期比の増減
01月01~20日の「貿易のもうけを示す貿易収支」は「-56億3,100万ドル」。巨額の赤字です。
01月10日時点では、以下のように貿易のもうけを示す貿易収支は「-49億4,500万ドル」でしたので、10日で赤字が6億8,600万ドル拡大しました。
2022年01月01~10日
輸出:139億4,500万ドル(+24.4%)
輸入:188億9,000万ドル(+57.1%)
貿易収支(輸出 – 輸入):-49億4,500万ドル※( )内は対前年同期比
これで、(通関ベースの)2022年01月の貿易収支は赤字になる可能性が高まりました。
残り11日間で「56億3,100万ドル」超の黒字を出すことは無理だと見られます。
しかし、油断はできません。韓国の産業通商資源部からしれっと「黒字になりました」という驚きの発表があるかもしれません。
Money1では何度もご紹介しているとおり「最後の10日間でひっくり返った」という例は普通に見られます。例えば、以下は2021年08月です。
2021年08月01~20日の時点で貿易収支は「-35億1,300万ドル」でした。それが、産業通資源部が「08月が締まりました」として公表した数字は「08月の貿易収支:+16億7,000万ドル」でした。
つまり、最後の11日間だけで貿易収支は「+51億8,300万ドル」あったことになるのです。「本当ですか?」というデータです。
つまり、2022年01月も不可思議にも「プラスになりました」という公表が出るもしれないのです。
2022年01月がどう締まるのか、ぜひご注目ください。Money1でも大変楽しみにしております。
(吉田ハンチング@dcp)