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中国が「撃墜した気球の調査の進捗を報告せよ」と要求。米国はガン無視

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例の「アメリカ合衆国によって撃墜された中国の偵察気球」の件ですが、合衆国は情報機関での分析を進めています。これに対して、中国側も気が気ではないようです。

2023年02月24日、中国外交部で実施した定例記者ブリーフィングに面白い記者とのやり取りがありました。以下に引用してみます。

CCTVレポーター:
合衆国の関連部門が中国の無人気球に関する分析と調査を行っているようです。中国はこれにどう対応するのか。

汪文斌:
中国側は、中国の民間無人気球が合衆国上空を漂流したのは完全に事故であり、不可抗力による事故であると繰り返し述べてきた。

いかなる証拠もなく、合衆国は中国の民間無人気球を「スパイ気球」として中傷し、力を乱用し、シカゴ条約の下での義務と国際法の多くの基本原則に著しく違反している。

残骸の回収から分析に至るまで、合衆国側は完全に一方的かつ密かに行動している。

中国側は以前から領事館のルートを通じて、合衆国側に進捗状況を知らせるよう明確に要請してきたが、合衆国側は回答を拒否している。

他の多くの当事者と同様に、中国もいわゆる調査の独立性、開放性、透明性に強く疑問を呈さざるを得ない。 このような調査にどのような信頼性があるのか。

気球事件に関す合衆国の立場は、長い間事前に設定されており、国内政治によって完全に乗っ取られ、完全に中国に対する封じ込めと鎮圧戦略に奉仕している。

02月01日にバイデン大統領が気球の武力による撃墜を命じたように、いわゆる調査報告書はすでに作成されていたのではないのか。

報告書の結論は、最近合衆国が流布している虚偽と根拠のない非難の繰り返しに過ぎない。

中国を誹謗中傷したり攻撃したりする以外に、そのような報告にどのような価値があるというのか。

⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「2023年2月24日外交部发言人汪文斌主持例行记者会」

中国製」と中国が認めた気球です。自国の領空に侵入したので撃墜したら、民間のものであって「偵察気球」ではないと否定したくせに、いまだにそれが民間のどの企業、あるいは人のものなのかしらばっくれているのに、この言いようです。

中国がうそばかり言うので、「合衆国は完全に一方的かつ密かに調査」しているのです。相談しても仕方ないので。それなのに、調査の透明性を要求し、合衆国に「(調査の)進捗状況を知らせろ」といっています。

こっそり他国の領空に偵察気球を飛ばしているような国に、透明性を要求する資格などあるでしょうか。

それにしても中国というのは、厚顔無恥な国です。ここは「さすが大国」とほめるべきなのでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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