台湾を巡るアメリカ合衆国と中国のつばぜり合いも激しさを増しています。
合衆国は台湾に400発もの対艦ミサイル(ハープ-ン)とその運用に必要な機材の売却を決めましたが、台湾の張哲平(チャン・チェピン)副国防省は、この合衆国の支援を受けて次のような力強い発言をしています。
「2025年までに敵軍の半分を破壊できる能力を獲得するという目標の達成に役立つ。
それまでに戦闘力を増強する。ミサイルの数をもっと増やしたい」
侵攻してくる(中国共産党の人民解放軍の)艦船の半分を台湾海峡で沈めてやるという目標があるわけです。
先にご紹介したとおり、1949年までさかのぼれば中国共産党は金門島を落とすこともできませんでした。また、台湾侵攻計画は推進されていたものの、あまりの海軍の脆弱さに実行はできませんでした。
今回ももし台湾海峡で艦船の半分は沈められるような事態が予想されるなら、とてもではないですが渡洋侵攻作戦など不可能です。「もっとミサイルを」と台湾が要望していますので、合衆国はさらなる売却に踏み出すかもしれません。
中国共産党の台湾侵攻は1950年に実行されるはずだった!
アメリカ合衆国と中国の新冷戦の焦点が「台湾」となり、もはや戦争一歩手前といってもいい状況です。台湾統一は、中国共産党の悲願であり、実は中国人民解放軍(略称「PLA」)は1950年に台湾侵攻作戦を行う予定でした。『毛沢東の朝鮮戦争-中国が鴨緑...
海洋国と大陸国の激突は必然 海洋国の「勝利」も必然
御大の「エアパワーとしての空母」より長いですが引用します。<<引用ここから>>(前略)大ざっぱにくくるならば歴史は大陸国と海洋国の闘争で造り上げられている。考えてみればこれは当然、いや、必然といってもいい。産業革命以前、大陸国は流通をちまち...
(吉田ハンチング@dcp)