香港デモ「終息」は臨み薄か

香港デモの民主派が掲げる5つの要求は以下のとおりです。

1.逃亡犯条例改正案の撤回
2.デモを「暴動」とみなす政府見解の取り消し
3.デモ逮捕者の釈放
4.警察の暴行を調査する独立委員会の設立
5.民主的に指導者を選ぶ普通選挙の確立

09月04日、林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官が「逃亡犯条例」の改正案を完全に撤回すると発表しました。上記のうち「1」はこれによって解消されました。

しかし、2-5は未だ解消されていません。特に「5」は中国共産党の許すところではありません。民主選挙を行うことは中国共産党の独裁体制を覆す可能性があるからです。

黄之鋒事務局長、闘争継続を呼び掛ける!

09月05日、香港政党『香港衆志』の黄之鋒事務局長(かつての「雨傘運動」の元リーダーです)は、台湾において香港行政政府に5つの要求全てを飲むように呼び掛け、またそれが達成されるまで抗議活動を続けることを明らかにしています。

しかし、林鄭月娥行政長官は08月27日には「緊急状況規則条例」が発動される可能性について言及しています。この「緊急状況規則条例」は、簡単にいえば「戒厳令」です。集会の自由、報道の自由、通信の自由を制限して、香港は軍の統制下に入ることになります。

外見は、香港行政府の統制下に置かれるようにするでしょうが、デモの鎮圧に武警が投入されるので、一般的な戒厳令と同じ事態になります。

デモが継続されると、始末に困った中国共産党政府は「緊急状況規則条例」の発動を考えるでしょう。香港は今まさに崖っぷちの状況にあります。

⇒参照:『Money1』「『ハンセン指数』爆上げ! それでも『戒厳令』はあり得るし中国は30年戦うつもり」
https://money1.jp/?p=10055

⇒参照:『Money1』「『香港人権・民主主義法』とは?」
https://money1.jp/?p=9229

(柏ケミカル@dcp)