福島処理水に対する『IAEA』の最終報告書が「問題なし」と出たことで、韓国内は騒動になっています。
科学的な結論が「自分たちの希望」と異なったため、なりふり構わず科学の方を否定する勢力が無茶苦茶な論陣をはているのです。事は福島処理水ですが、このような韓国の態度は歴史においても同じです。ほとんどの韓国の皆さんは「こうあってほしい歴史」しか信じません。
歴史はともかく、韓国はいまだに福島産水産物について輸入制限をかけています。
『IAEA』の最終報告書が「問題なし」になったので、この輸入制限についても根拠がなくなるのではないか、と恐れているのです(なくなります)。
――で、事実を認められない一部韓国の市民団体、またメディアは「水産物が基準未満と測定されるのは、サンプル数が少ないからだ」という主張をしています。
この主張に対して、2023年07月14日、韓国の海洋水産部が正式に否定しました。
先にご紹介したとおり、韓国の海洋水産部は、福島処理水の問題について毎日会見を開いているのですが、その中でのことです。
以下に一部を引用します。
政府は14日、日本の福島原発汚染水放流(原文ママ:引用者注)と関連してブリーフィングを開き、「日本産水産物輸入の最大関門である釜山で放射能検査の標本が少ない」という一部報道に対して妥当ではないと反論した。
(中略)
輸入水産物検査の中心は、自治体ではなく食薬処と6つの地方食薬庁であり、主な検査手順は流通段階ではなく輸入段階で行われる。
全ての日本産水産物は輸入段階で生産地証明書など書類検査を経て現場で直接確認し、実験室での放射能物質測定段階を終えて流通段階に入ることになる。
(中略)
昨年、日本産水産物6,548件、2万9,223トンに対して放射能検査を実施し、そのうち釜山食薬庁に輸入申告された5612件、2万3271トンもすべて検査した。
その後、市場で流通する段階で、一部の自治体は補足的に放射能検査を行った。
(中略)
去る13日までに追加された生産段階の水産物放射能検査の結果は46件で全部適合し、流通段階の水産物放射能検査は14件で、すべて適合した。
去る12日検査された日本産輸入水産物放射能検査は33件であり、放射能が検出された水産物はなかった。
(後略)⇒参照・引用元:『韓国 文化体育観光部』公式サイト「『釜山輸入水産物放射能検査標本少ない』という指摘は『妥当ではない』」
というわけで、「サンプル数が少ない」という難癖については、韓国の海洋水産部も心外だったのでしょう、きっぱりと否定しています。もっとも、「福島産」という水産物については書類の段階で「輸入しない」という措置を取っているのです。
日本政府はこの韓国政府の差別的措置に対して強い抗議を行い、この輸入拒否の姿勢を取り下げさせるべきです。
(吉田ハンチング@dcp)