中国が国際法を順守せず、不法に領土(領海)拡張を行っている南シナ海について不穏なニュースが漏れてきています。
まず、11月21日(木)に中国の原子力潜水艦が事故を起こし、3カ国で異常な放射線量が検出されたという報道が出ました。一方でアメリカ合衆国の原子力潜水艦が関与している、水中で核爆発が起こったといった情報も流れていますが、これらを裏付ける公的な情報はどの国からも未だ発表されていません。
ただし、放射線量が増大したのは事実のようで、ロシア政府の機関である「Rospotrebnadzor」(連邦消費者権利保護・福利監督局)は11月22日(金)に「地球環境監視システムのデータによれば放射線事故(Radiation Incident)が観測された」旨を報告しているとのこと(以下の記事を参照)。
⇒参照・引用元:『The Moscow Times』「Russian Watchdog Detects ‘Radiation Incident’ in South China Sea」
https://www.themoscowtimes.com/2019/11/22/russian-watchdog-detects-radiation-incident-in-south-china-sea-a68287
南シナ海は合衆国が「航行の自由作戦」を行っている海域で、これに反発する中国も海軍の艦艇を展開させています。その中には当然原子力潜水艦も含まれており、09月にはベトナム漁船の操業している海域に中国の原子力潜水艦が急に浮上した、という事件がありました。
続報がありませんがそのため余計に不気味です。
追記
11月26日、この水中核爆発の情報について、『Sputnik International』はロシアの対外情報局(SVR)の局長Sergey Naryshkin氏がこれについての「信頼すべき情報はない」と述べたと報道しました。どこからも続報がないので、情報の出元とされるHal Turner氏による「よた話」の可能性が高まりました。
(柏ケミカル@dcp)