2024年01月13日、本日は世界中が注目する台湾総統選挙でしたが、当確速報が出ました。
与党『民進党』候補である頼清徳副総統(上掲写真)が、最大野党『国民党』の侯友宜さん、『民衆党』の柯文哲さんらを破って、次期台湾総統となることが決まりました。
21:30現在では以下のような得票数で、すでに侯友宜さん、柯文哲さんは敗北宣言を行いました。
『民進党』頼清徳さん:549万5,269票
『国民党』侯友宜さん:457万6,870票
『民衆党』柯文哲さん:361万7,307票
『国民党』侯友宜さん:457万6,870票
『民衆党』柯文哲さん:361万7,307票
とりあえず、蔡英文さんの後を受けて、同じ『民進党』の頼清徳さんが総裁となることは確定しましたが……。
問題は議会の方です。議会に当たる「立法院」の選挙の投票も行われたのですが、どの党も過半数に満たないと予測されており、頼清徳総統はねじれ国会に直面することが予想されます。
※解散前は立法院の定数「113」に対して、『民進党』が62と過半数を押さえていました。『国民党』は37議席でした。
2024年01月11日、中国台湾事務弁公室は頼清徳さんを「両岸の対立と紛争」をもたらす「頑固な台湾独立運動家」と認定していましたので、中国の反発は必至です。
とりあえず、中国外交部から「島には総統などという人はいません」というおなじみのコメントが出るのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)