中国当局が2023年のGDP成長率を「5.2%」と発表し、世界中から生暖かい目で見られています。経済学者・識者の皆さんでなくても、「ウソだ」と思っています。
そんな中、河南省のSNS投稿で明らかなウソが発覚しました。以下をご覧ください。
2023年01月21日に公表した「2022年のGDP」と、2024年01月26日に公表した「2023年のGDP」に矛盾が発生しています。
「ちょっと待て、おい」です。
河南省自身の公表によると、
2022年:6兆1,345.05億元
2023年:5兆9,132.39億元
です。ということは――GDPは減っています。どこが「4.1%の増加」なのでしょうか。この数字が正しいのなら、2023年は対前年同期比で、「-3.5%」でないとおかしいのです。
さすがに河南省は言い訳に追い込まれました。
河南省の説明によると「実は、昨年のGDP統計を検証してみたところ、2022年のGDPは5兆8,220億1,300万元と確認された」とのこと。それが正しいとして、「2023年:5兆9,132.39億元」でママなら、対前年比で「+1.6%」。「+4.1%」は大嘘です。
いや、そもそも「6兆元台の新記録」がウソだったので、もはやどの数字も信用できないでしょう。
中国の統計はアテになりません。ウソばかりついているから、このように露見するのです。
(吉田ハンチング@dcp)