『バニー・レークは行方不明』という傑作ミステリー映画がありますが――中国では、何の前触れもなく企業人・有名人・要人が失踪します。
こちらはミステリーではなく、極めて現実的かつ「中国共産党のしわざ」とネタが割れています。
後で中国公安によって拘束されたと分かっても、理由はほとんど説明されません。
理由が説明されても、それが正しいかどうか誰にも分かりませんし、起訴された時点で有罪は決まっています。裁判などただの形式で茶番に過ぎません。
中国は暗黒大陸のような国で、決して足を運ぶべきところではありません。
2024年05月21日、中国メディア『中国基金报』の報道によると――「宇宙一の不動産屋」と号していた『恒大集団』の総帥、許家印さんは行方不明になって、いまだにどこにいるのか分からない――とのこと。
↑お金のにおいプンプン、脂っこい許家印CEO。どことなく千昌夫さんに似ていませんか
香港にある許家印さんの邸宅は、債権者に押さえられ、1年以上競売に出されていましたが、つい最近、前年の評価額8億8,000万香港ドルの約半額「4億7,000万香港ドル」で売却された――とのこと。
許家印さんは消息不明ですが、すでに証券市場から終生出禁となっていますので、再浮上するのはもう不可能と見られています。
どこかに浮かんだりしないでしょうね。ロシアでは「不思議と窓から落ちる」といいますが。
↑「ロシアではなぜか要人が次々と窓から落ちる」という件について指摘する小泉悠先生。
(吉田ハンチング@dcp)