時間がたてばたつほど事態は悪くなっています。重要なデータですのでご紹介しておきます。
2024年09月14日、中国の商務部が「2024年1-8月全国吸收外资5,801.9亿元人民币」というプレスリリースをだしました。
これは2024年01~08月において外国からの投資をいくら吸収したのかのデータです。つまりは直接投資の金額です。
2024年01月から08月までに、全国で新たに設立された外資系企業は36,968社で、前年比11.5%増加した。
ハイテク製造業への外資実際の利用額は721億4,000万元で、国内の実際の外資利用の12.4%を占め、前年同期比1.9ポイント増加した。
医療機器・器具製造業、専門技術サービス業、コンピューター・事務機器製造業における実際の外資利用は、それぞれ77.8%、43.4%、33.9%増加した。
など景気のいい話が書いてあるのですが、そんな大本営発表はどうでもよくて、上掲の黄色のマーカー部分が重要です。
実際の外資使用額は5,801億9,000万元で、前年比で31.5%減少した。
――となっています。
約32%減少で、習近平さんや、商務部、外交部がなだめすして甘い声をだしても、「中国よいとこ、投資せよ」などと言っても、外国人の投資資金は減少を続けています。
誰も泥舟なんぞに乗りたくないのです。
(吉田ハンチング@dcp)