夕刻より深い時間になりましたが、先の記事の続きで2020年02月19日(水)19:36現在(日本時間)の韓国通貨「ウォン」の状況です(チャートは『Investing.com』より引用)。以下のローソク足1本が1分間の値動きを示す「1分足」のチャートをご覧ください。
先の記事で「ここが破られると、どこかで値を止めなければ『ウォン高』進行に反転」なんて書いた途端、スポーンと下(ウォン高方向)へ抜かれました。株式やFXを取引される方ならよくご存じの「上がらなきゃ下がるよ」を地でいく展開でした。
ただ、およそ「1ドル=1,189.50ウォン」で反転し、再度ウォン安方向へ向かい、いったんレンジ(一定の値幅で相場が動くこと)に入ります。その後、また以下のような局面に。
一時「1ドル=1,191.70ウォン」まで達するのですが、そこでレンジっぽくなって、再度「上がらなきゃ下がるよ」で下(ウォン高方向)へ。現在は、「1ドル=1,187.77ウォン」まで下げて立て直し、再度ウォン安方向へ向かっているところです。
「1ドル=1190.00ウォン」のキリ番を上下する攻防に移行しています。ここまでウォン安圧力がしぶといのは、実はドルの強まりにあります。以下の「ドルの強さ」を示す「DXY」指数のチャート(日足)をご覧ください。
ドルの強まりが止まりません。昨日の深夜にニュースをチェックされていた方はご存じかと思われますが「為替市場でリスクオフ傾向強まる」という報道があったほどで、世界の基軸通貨ドルの強まりは、当然ながら新興国通貨の安値を進行させます。つまり、リスクオフのため基本的にローカルカレンシー「ウォン」にかかる安値圧力は強いのです。
追記
2020年02月19日(水)が締まりました。結局ウォン売り圧力が最後まで強く、さらなるウォン安の進行となりました。以下の記事にまとめましたので、本記事と併せてお読みいただければ幸いです。
追記
本記事の続きを以下の記事にまとめました。いったんはウォン高方向へ沈んだのですが、反転してまたウォン安へ戻りました。実にしぶとい動きを見せています。以下の記事も併せて読んでいただけると幸いです。
(柏ケミカル@dcp)