ウクライナでは「韓国のように強くなろう」と学生に教えている――という話。その教科書は……

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建国記念日の祝日ですので、読み物的な記事を一つ。

ロシアが不法に侵攻したウクライナ戦争が続いています。この戦いは、絶対にロシアの敗北で幕を閉じねばなりません。そうでなければ、「主権国家の領土を不法に侵略して掠め取ること」――を許容することになるからです。

もしこれが許されるなら、今日のウクライナは、明日の台湾であり、日本です。韓国かもしれません。従って、自由主義陣営国は決してロシアを許容してはならないのです。

しかし一方で、戦争をできるだけ早く終結させ、銃を取って戦っているウクライナの皆さんを社会に戻さなければなりません。

現在戦場で戦っているのは、誰かの息子・娘であり、誰かの父・母であり、会社員であり、公務員であり、明日のために必要な良き市民です。ウクライナの復興に欠かせない人たちであって、ロシアのような無法国家の犠牲になるべきではないのです。

ウクライナの皆さんの行く手が幸福な未来であることを祈念してやみません。日本もやれることを全て行って、ウクライナを支援すべきです。

『朝鮮日報』の記事に興味深いものが出ました。ウクライナの学校で使われている教科書で「韓国のことが大変褒められている」というのです。同記事から以下に一部を引用します。

(前略)
今月6日に訪れたウクライナ・キーウ近郊のHatne(ハトネ)村にある「ハトネ・リセウム」(小・中・高校11学年課程が設置された学校)の10年生の地理の授業のテーマは「韓国」だった。

先生が作成した映像では、

韓国は中国、ロシア、日本などの強国の脅威の中で困難な近現代史を歩んできたが、1960年代以降、奇跡的な経済成長を遂げた。

現在では、サムスン、現代(ヒョンデ)、LGなどの世界的企業を輩出し、K-POP、K-フード、K-ドラマなど強い文化の力で世界的リーダー国家へと成長した国だ」

と説明されていた。

授業を受けていた生徒のベラ(15歳)は「韓国の経済的・文化的成功の秘訣が本当に気になる」と話し、「戦争が終わったら、ぜひ一度訪れてみたい」と語った。

⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「우크라에선 학생들에 가르친다 “한국처럼 강해지자”」

いろいろ突っ込みたいところがある韓国についての説明ですが、ベラさんは「一度訪韓したい」と述べたそうです。

ウクライナからすれば地の果てのような韓国にフォーカスした教科書も珍しいな――ですが、タネがあります。

同記事内の以下の部分をご覧ください。

(前略)
この学校では、韓国政府の支援により2023年から制作が始まった10年生用の地理教科書を採用している。

全250ページ以上のうち、6ページ以上にわたって韓国に関する内容が詳しく掲載されている。

これまで中国や日本と併せて紹介されることが多かった韓国が、ここまで詳細に取り上げられたウクライナの教科書は今回が初めてである。

教科書制作に関わったウクライナ教育科学省の出版局関係者は「韓国は援助を受ける国から、援助をする国へと変わった唯一の例だ」と述べ、「韓国の発展過程を見習い、強い国になりたいという希望を込めた」と語った。
(後略)

href=”https://www.chosun.com/international/international_general/2025/02/11/HYLKNOUL6VGH7JYK7SQGQQWH2U/” target=”_blank”>『朝鮮日報』「우크라에선 학생들에 가르친다 “한국처럼 강해지자”」

世にもあほらしいことに、この教科書は、ウクライナ戦争の開戦後に韓国政府の支援によって作られたものなのです。

ウクライナの子どもたちのために教科書を支援するというのはいいことですが、「本当のこと」が書いてあるのか、具体的に中身を確認したいところです。

また、韓国と同じ民族の国家・北朝鮮はロシアの手先になって(金ちゃんファミリー三代目の懐を豊かにするために)ウクライナに出兵しているのですが、それについてはきちんと説明しているのでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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