2025年07月14日、アメリカ合衆国の『NAR』(全米不動産業者協会)が「International Transactions in U.S. Residential Real Estate(2025年アメリカ住宅不動産国際取引報告)」を公表しました。
この中に興味深いデータがあります。
2025年 ハイライト
560億ドル
2024年04月〜2025年03月の間に外国人購入者が購入した住宅の総額
(中古住宅販売総額2.2兆ドルのうち2.5%)(中略)
主な外国人購入者
中国(外国人購入者の15%、137億ドル)
カナダ(14%、62億ドル)
メキシコ(8%、44億ドル)
インド(6%、22億ドル)
イギリス(4%、20億ドル)人気の購入地域
フロリダ州(21%)
カリフォルニア州(15%)
テキサス州(10%)
ニューヨーク州(7%)
アリゾナ州(5%)⇒参照・引用元:『NAR』「International Transactions in U.S. Residential Real Estate」
国籍別に見ると、最もアメリカ合衆国の不動産を購入しているのは中国人です。
その金額は「137億ドル」で金額ベースで計算すると「約24.5%」が中国人です。また人数ベースでは「15%を占める」――となっています。
つまり、中国人が購入する合衆国住宅は単価が高いことになります。
『NAR』のデータでは、
中国人購入者の平均購入価格は「116万8,800ドル」
(日本円で1億7,349万6,672円)
中国人購入者の中央値購入価格は「75万9,600ドル」
(日本円で1億1,275万5,024円)※日本円への換算は2025年07月18日の「1ドル=148.44円」で行いました。
⇒参照・引用元:『NAR』「International Transactions in U.S. Residential Real Estate」
――となっています。
中国人の中央値「75万9,600ドル」
外国人全体の中央値「49万4,400ドル」
ですから、中国人は高額な米国住宅を購入していることになります。
中国では韓国の下をいくどん底景気ですが、一方で資金を中国本土から合衆国へ移動する動きがあることを示しています。これは資金逃避の一つの方法です。
(吉田ハンチング@dcp)








