中国「穴掘って埋めてもGDPは増える」を地で行く。

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「穴を掘って埋めるだけでもGDPは増える」といわれます。

しかし、そんなことを本当に行うヤツはいません。恐ろしく無駄が大きいですし、そんなことを行ってGDPを増やしても意味がないからです。

中国でその「いかがなものか」なことが起こってネット上で失笑を買っています。

広州・白雲区の「湾区智汇园」プロジェクトにおいて、約80日で7棟のビルを急工期で建設したものの、完成後わずか10日ほどで全てが解体されました。

中国メディア『新浪財経』『捜狐』などでも報道されていますので、検索すれば出てきますので、もし詳細に知りたいのであれば、ぜひ原文を当たってみてください。


↑80日の突貫工事で建築したビルは10日で解体されました。

それにしても7棟を約80日間で建てた――というのは、いくらなんでも突貫工事すぎで、「おから工事」じゃないのかの疑念もあるのですが、すでに解体されているため、どんな建物だったのかをもはや知ることができません。

この「湾区智荟园」は広州市白雲区・陳田花園近くに位置し、国有資本主体の科学技術・イノベーション拠点整備プロジェクトとして位置づけられていました。

計画では、技術者・博士級人材の拠点となる複合型インキュベーション拠点を目指おり、2024年10月14日に、白雲区政府と広州市建築グループ(国有企業)が協力協定を締結して始動し、計画されました。

ところが、(関係者によれば)建設に必要な行政的・法的手続きが完了していない段階で工事を開始していました。

着工段階で正式許認可が済んでおらず、手続きの未整備=違法建築と判断されたため、強制的な解体になった可能性が高いと報じられています。

また、建設資金1億2,000万元で、解体費用は480万元――と報じられています。

GDPを増やすために行ったではないでしょうが、無駄なお金が投じられたのは確かです。

(吉田ハンチング@dcp)

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