2021年01月18日、中国国家統計局は2020年のGDP成長率を前年比「2.3%」と発表しました。コロナ禍に襲われたため過去45年間で最低の数字となりました。
第3四半期のGDP成長率「4.9%」、第4四半期は「6.5%」と急速に回復してなんとか年間「2.3%」にまで達した――としていますが、そもそも中国の公表する統計は信用できません。
中国は主要国の中で唯一GDPをプラス成長を達成したなどと報道されていますが怪しいことこの上ないです。確かに回復傾向にはあるのかもしれませんが、年間でプラスになったのかはやはり疑問です。
また、中国は国内消費が弱いという特徴がありますが、個人消費の強さを示す「小売売上高」は2020年には「4.1%増」と2019年の「8.0%増」から「3.9%」縮小しています。コロナ禍の中唯一プラス成長できた国にしては、個人消費は弱っており、これが春節シーズンにどのような影響を与えるのか、またどのような結果が出るのか注目されています。
(吉田ハンチング@dcp)