ファーウェイ・テクノロジー(華為技術)の姑息な手段が明らかになったと注目を集めています。
ファーウェイが、有力紙の記者たちに「飛行機代、ホテル代、食事代など全ての経費を持つので、本社の取材に来ないか」という招待を行っていたというのです。
03月01日、『ワシントン・ポスト』のジョシュ・ロギン記者は、ファーウェイからの招待メール(画像:上掲のもの/引用元はロギン記者のtweet)を自分のTwitterアカウントで公表しました。ロギン記者は、
Any American journalist who takes Huawei money should be ashamed and shamed.
ファーウェイの資金を受け取るような合衆国のジャーナリストは恥じるべきだ
とtweetしました。
⇒引用元:『Josh Rogin』Twitter 2019年03月01日-07:44
https://twitter.com/joshrogin/status/1101508517574467584
ロギン記者だけではなく、他紙、他メディアの記者たちも次々と「私のところにも来た」と暴露。さらに問題なのは、『ロイター通信』のジョナサン・ランディ記者(ホワイトハウス担当)が明らかにした事実です。
ランディ記者のところに来た同じ内容のメールは、駐米中国大使館の広報事務所から送られたものだったというのです。
もし事実であれば、これはファーウェイの広報活動に政府機関が関係している証拠です。ファーウェイは「中国政府とは関係ない」などとアピールしていますが、そんな主張など誰が信じるでしょうか。あごあし付きの「ジャンケット(junket)」など、よくある手ではありますが、ただでさえ問題になっている企業がこのようなことを行えば、「世論操作のため」と思われても仕方がないでしょう。
(柏ケミカル@dcp)