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【うわーっ!】「韓国の国債」利回り上昇が異常な速度。2.4%を目指し急騰。金融当局が急きょTop会談!

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「うわーっ!」は余計かもしれませんが、思わず声を上げずにはいられない高騰です。

2022年02月11日、韓国債の利回りがまた一気に上昇しました。最も枚数の多い韓国債3年物の利回りはついに「2.345%」となりました(15:49:55現在)。

これは2014年09月23日以来の高い水準です。

以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。

前日比で「3.58%」も上がっています。11日はギャップアップして始まり、一時2.355%までいきました。

02月08日に「2.3%を超えた」とご紹介しましたが、「2.4%」に向かっています。

上昇速度が異常ですが、これは韓国債が売られていることを示しています。

韓国金融政策のトップが会議を開催

2022年02月11日、韓国で急きょ「拡大マクロ経済金融会議」が開催されました。『韓国銀行』総裁、経済副首相、金融委員会副委員長(委員長は感染関連で欠席)、金融監督院長と韓国金融政策の司令塔4人がそろうという豪華な会議でした。

『韓国銀行』の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁と洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官が顔をそろえるのは2021年09月以来のこと。

アメリカ合衆国『FRB』(Federal Reserve Boardの略:連邦準備制度理事会)が来月から利上げを開始するといわれる中、貿易赤字が続き、通貨安・株安・債券安のトリプル安で、外貨準備も減少しているという状況ですから、トップが集まっても不思議ではありません。

会議後に出されたプレスリリースの中に興味深い部分があります。以下に引用します。

❸ 米国債金利上昇、主要国通貨政策基調転換などの条件下で、国債市場の安定が非常に重要だ。
 最近急上昇を見せている国債金利安定のため⇒

『韓国銀行』は国債の追加単純買い取り通貨安定証券の月別発行物量調整などを適宜推進し、政府は追加予算による国債発行分を最大限均等化して発行する。

⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト「拡大マクロ経済金融会議開催結果」

国債市場を安定させ、利回りの上昇を抑えるために、『韓国銀行』は追加の「国債の単純買い取り」を適宜行うとしています。

これは韓国債を買って、市場での「売却 ⇒ 利回り上昇」を防ぐという宣言です。先に2兆ウォンの買い取りを行いましたが、上掲のとおり国債の利回り上昇が異常な速度のため、さらなる買い取りを行う可能性があります。

また、「政府は最大限均等化して国債を発行する」というのは、追加予算を組んでお金をまく用意をしているのですが、財源のほとんどが赤字国債の発行で賄(まかな)われるためです。

いちどきに大量の国債が市場に投入されると需給バランスが崩れて価格が下がり、利回りが急上昇することが予想されるからです。

このように、『韓国銀行』と政府は国債利回りの急上昇に対して打てる手を全部打つつもりです。それで止まるかどうかは見物です。

『韓国銀行』が国債買い取り「2兆ウォン」に動く。一方で「通貨安定証券」発行のドタバタ
2022年02月04日、『韓国銀行』が国庫債券(国債)の単純買い取りを行う旨を告知しました。規模は「2兆ウォン」(約1,900億円)です。1.買取予定金額:20,000億ウォン(額面)以内2.買取対象証券:国庫債券(20年)05500-28...

あくまで通関ベースでの数字です。

(吉田ハンチング@dcp)

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