これも親米派の尹錫悦(ユン・ソギョル)が韓国大統領になる効果といえるかもしれません。
検察によって嫌がらせのように(というか嫌がらせ以外の何物でもありませんが)「出国不許可」とされていた『韓国GM』のKaher Kazem(カハー・カゼム)社長。
韓国メディアによれば、2022年03月24日、韓国法務部は電撃的にこの出国停止措置の解除を通知したとのこと。
これまでカゼム社長は、3度も出国停止を命じられてきました。
2020年07月:1回目の出国停止
2021年04月:2回目の出国停止
2022年03月:3回目の出国停止
2021年04月:2回目の出国停止
2022年03月:3回目の出国停止
カゼム社長は、あまりに理不尽な韓国の仕打ちに「誰が韓国でCEOをやりたがるか!」と述べたことでも有名です。
今回の電撃措置に、韓国メディアでは、
「外国人投資の誘致と米韓同盟に悪影響を及ぼす可能性がある」という産業界の懸念を受け入れたと解釈できる
などと報じています。
また
来る05月に正式に発足する尹錫悦政府の親企業的な政策行動が一定部分影響を及ぼしただろうという分析も出ている。
とも。政治的なトレンドが司法の判断に影響を及ぼしていることを告白したような報道で、「韓国のどこに『三権分立』があるんだ」と思わざるを得ません。
ともあれ、これでカゼム社長は次の任地中国へ赴くことができます。
ただ問題は『韓国GM』の次の社長です。カゼムさんがひどい目に遭ったので、誰だって韓国に赴任するのを嫌がることでしょう。
後任人事にもぜひご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)