「三不一限」問題で、韓国が騒がしくなっています。
これは当然のこと。
へたをするとまたTHAAD事態と呼ばれる中国のいじめが再開される可能性があります。
韓国政府関係者が「約束や同意ではない」と主張してきたのに「中国は約束であると認識」しており、その上、前文政権が「ない」としてきた「一限」はやはり存在。「すでに配備したTHAADは運用を制限すると中国に約束した」――と中国は主張しているのですから。
本件を報じた『朝鮮日報』の記事に興味深い部分があります。以下に該当箇所を引用します。
(前略)
中韓外交長官会談で王毅中国外交部長がこのような主張をした当日、尹大統領は龍山大統領室にフィリップ・ゴールドバーグ駐韓米大使、ポール・ラカマーラ韓米連合司令官を招待して、約1時間30分の懇談会を持ったと伝えられた。
(後略)
中国・青島で、王毅外相、韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官が会議を行った2022年08月09日、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が、フィリップ・ゴールドバーグ駐韓合衆国大使、ポール・ラカメラ韓米連合司令官と大統領府でミーティングを行ったというのです。
09日の夕刻、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は大統領室にラカメラ司令官を呼び、非公式会談を約1時間30分に渡って行ったとのこと。
何を話し合ったのか気になるところですが、22日から実施される米韓の合同軍事演習「自由の盾」についてだった――と『朝鮮日報』は報じています。
同日には、中韓で王毅外相と朴振(パク・ジン)長官が激突していますので、THAAD問題についても議題に上った可能性もあるのですが……。
THAAD配備、正常化については「三不一限を守れ」と主張する中国が黙っていません。正面衝突になるのか注目されます。
(吉田ハンチング@dcp)