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韓国が「Chip4」予備会議に参加。「ただの作業班だ」と中国に配慮

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2022年09月28日、アメリカ合衆国、日本、韓国、台湾の4カ国が参加する、いわゆる「Chip4」の予備会議が開催されました。

この会議は、合衆国在台湾協会(American Institute in Taiwan:略称「AIT」)が主管しました。

韓国は、外交部と産業通商資源部から参加しましたが、今回の予備会議は「政府対政府」という形式にはなりませんでした。これは、中国の主張する「一つの中国」政策に配慮して、国家間の協議という建て付けにしないためだと推測されます。

韓国の外交部は定例ブリーフィングで以下のように述べています。

<質問>
昨日、「Chip4」の予備会議が開かれましたが、可能なら主要な内容の説明をお願いします。本会の出席計画について、どんな立場になっているのかお願いします。(『メディアペン』キム・ソジョン記者)

<回答>
昨日、合衆国と東アジア半導体サプライチェーンの回復力のための作業班予備会議が開催されました。

この会議は『合衆国在台湾協会』の主管下で開催されたもので、合衆国と日本、韓国そして台湾がこの会議に参加しました。

タイトルのように半導体サプライチェーンの回復のための予備会議であり、具体的な議論はありませんでした。

参加者間で予備的な意見交換がありました。

次期会議のスケジュールなどはまだ決まっていません。
(後略)

⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「スポークスマン定例説明(9.29)」

ご覧のように、いわゆる「Chip4」、「半導体サプライチェーン協議体」を韓国ではあくまでも「ワーキンググループ」(作業班)としており、これも中国への配慮を示したものです。

予備会議のため、意見交換はあったものの具体的な議論はなかったとしています。

韓国が「Chip4」に参加するのかどうかはまだ分りません。

2022年08月に行われた中韓外相会談において、朴振(パク・ジン)外交部長官は、中国の王毅外相に「ある特定の国家を排除したり、狙ったりするものでは決してない」と説明しています。

しかし、このような小学生でもうそだと分かる説明を中国が信用するわけはありません。

合衆国の主旨はあくまでも半導体のサプライチェーンから中国を排除することだからです。世界最大の半導体輸入国である中国は、半導体が入ってこなくなることを恐れています。

「Chip4」が本会議に進んだ場合、韓国は中国の制止を振り切って参加できるでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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