ドラえもんなら「いや、その理屈はおかしい」と言うでしょう。
中国メディア『北京日報』に面白い記事が出ました。
中国共産党政府は、「日本の福島処理水放流」に対して、日本産水産物の全面禁輸に踏み切りました。では、北京市場で日本産水産物を販売していたお店やお寿司屋さんはどうなったろう?――と調べた記事です。
以下に一部を引用すると、こんな具合です。
店の外には、このブランドのすべての店舗には日本から輸入された水産物は含まれておらず、消費者は安心して食べることができるという、目を引く安心感のあるアナウンスが掲示されていた。
掲示によると、ウナギは広東省順徳市、トビウオの卵は山東省煙台市、エビと前菜はそれぞれ海南省と上海産、北極貝はカナダ産、サーモンはノルウェーとチリ産だという。
テイクアウトに力を入れているもうひとつの商店、『池田寿司』のカウンターにも多くの客が訪れていた。
昨日の午後7時30分には、チリソースのチキンケバブが売り切れ、たこ焼きを買い求める客が他に3人ほど列を作っていた。透明な窓には、「日本産以外の食材を扱う店」の告知が目立つように貼られている。
(後略)⇒参照・引用元:『北京日報』「日本水产进口暂停后,北京日料店怎么样了?记者探访」
そもそも中国の主張では、福島処理水放出によって地球規模で汚染が進み、水産物が食べられなくなる――というものだったはずです。全世界的に。
ところが、日本産の水産物を使っていない、中国産の水産物に切り替えたからOKというのは、おかしな話でしょう。
中国外交部は「核汚染のリスクをあからさまに全世界に転嫁した」などと述べていたのに、その転嫁されたはずのリスクある水産物の……寿司を食っとるじゃないかお前らは――です。
中国がいかにいい加減な主張をしているかの証明です。
(吉田ハンチング@dcp)