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中国政府「1兆元の国債」追加発行を決定! とにかくお金をまこう

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2023年10月24日、中国の第14期全国人民代表大会(全人代)常務委員会第6回会議において、国務院が「2023年第4四半期に1兆元規模の国債を追加発行する」ことを決めた――と明らかになりました。

⇒参照・引用元:『中華人民共和国中央人民政府』公式サイト「透视我国增发2023年国债1万亿元的深意」

発行の狙いについて、上掲記事では、

2023年国庫債券の追加発行は、中国共産党中央委員会と国務院による重大な決定であり、人民中心の発展理念を実践する重要なイニシアティブである。

財政部の関係責任者は、強力な資金で関連業務の実施を確保し、災害後の復旧・復興支援に重点を置き、防災・減災・救援の欠点を補い、全体として中国の自然災害に対する耐性を高める

としています。

2023年もあちこちで水害が発生しました(人災含む)が、中国の地方政府は債務で首が回らなくなっていますので、復興資金もないのです。

財政部によると、資金使途は、

災害後の復旧・復興、重点治水・管理プロジェクト
自然災害緊急対応能力強化プロジェクト、その他の重点治水プロジェクト
灌漑建設・改修および重点土壌浸食対策プロジェクト
都市排水・治水能力強化行動
重点自然災害総合予防・管理システム建設プロジェクト
中国東北部および北京、天津、河北の被災地における高規格農地建設
etc.

8つに重点が置かれる――としています。

資金は全部地方政府に突っ込まれるのです。ただし、お題目どおり本当に災害対策・復興に使用されるのかどうかは不明です。

第4四半期に1兆元ですが、2023年内に5,000億元、2024年になってから5,000億元を発行するのこと。

これによって、2023年の国家財政赤字は3兆8,800億元から4兆8,800億元に、中央財政赤字は3兆1,600億元から4兆1,600億元へ、財政赤字率は3%から約3.8%に増加すると予想される――としています。

今回のスキームは、中央政府が1兆元の国債を発行し、調達した資金を地方政府に送金するというもの。1兆元という巨額ですから、どこが引き受けるんだ?という話があります。

中央銀行が引き受けたら財政ファイナンスですし、国有銀行が引き受けても財政ファイナンスみたいなものです。貧すれば鈍すといいますが、中国共産党政府はもう「何もかも自分のもの」と思っているのかもしれません。

巨額の国債発行による1兆元を地方のインフラ整備に回そうというのですが、これも「とにかくお金をまかなきゃ」に他なりません。

Money1でもご指摘していますが、現在のところいくらお金をまいても上向かないのが中国経済。ザルで水を汲むようなものです。

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