韓国メディア『朝鮮日報』が面白い記事を出しています。
半導体についての記事なのですが、タイトルから「米国の『半導体同盟』からかすんでいく韓国」と奮っています。
Googleの自動翻訳は「アメリカの『半導体同盟』で薄暗くなる韓国」と訳しますが、この「薄暗くなる」がとてもいいです。
「黄昏れる韓国」というわけです。
韓国はすでにピークを超えて下り坂ですので「黄昏れる韓国」は本質を突いた指摘です。何度だっていいますが、韓国の夏はもう終わったのです。
記事の内容は「アメリカ合衆国が『半導体同盟』を再編しており、その中に韓国は入っていない(重きを置かれてはいない)」というものです。
「Tip4」とか言っていたのですが。
『NVIDIA』のJensen Huang(黃仁勳:ジェンスン・フアン)CEOは「『サムスン電子』はメモリー屋に過ぎない」と述べたことがあります。
この言葉が全てを言い表しており、微細工程においては台湾の『TSMC』に完敗という状況ですし、HBM(高帯域幅メモリー)では『SKハイニックス』が気を吐いていますが、いつまで持つか――です。
同記事から一部を以下に引用してみます。
(前略)
日本は『信越化学』や『SUMCO(サムコ)』のような企業が世界の高品質ウェハの56%を担い、フォトレジストなどの核心素材分野で圧倒的な競争力を示している。最先端半導体工程の核心装備である極紫外線(EUV)露光装置は、オランダの『ASML』が独占的に供給している。
アメリカ合衆国は最先端半導体の設計とソフトウェア分野を掌握することによって、この全てのサプライチェーンの頂点に位置している。
では韓国は?
『サムスン電子』と『SKハイニックス』は、世界のメモリー半導体の約60%を掌握している。
核心的なAI半導体であるHBM(高帯域幅メモリー)も、ほぼ90%を韓国が生産している。
ではなぜ韓国は、それに見合った待遇を受けられないのか?
半導体企業の高位幹部は、
「合衆国のテック業界では、韓国のメモリーを代替可能な汎用品と見なす雰囲気がある」とし、
「最近の『MICRON(マイクロン)』(世界第3位の合衆国メモリー企業)の躍進が、尋常ではないように見える」と述べた。
グローバルな半導体サプライチェーンにおいて、韓国の存在感が低下している兆候は、さまざまなところで感知されている。
先月、米トランプ政権による対中半導体制裁が強化されると、『NVIDIA』のジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は中国を訪問した後、日本に立ち寄って石破総理と面談し、合衆国に戻った。
韓国の政局が正常であったなら、彼は韓国に来ただろうか?
中国・台湾をたびたび訪問しているフアンCEOが、韓国を公式に訪問したという報道は今のところない。
合衆国政府と『NVIDIA』が推進中の米国内「AI半導体サプライチェーン」構築も、合衆国・台湾企業中心で進んでいる。
『OpenAI』、『Amazon』などの合衆国主要企業が、日本をアジア拠点として、大規模なデータセンターを建設している。
業務上、毎日目にする海外報道でも、韓国半導体を扱うニュースを見つけるのは難しい。
合衆国が中国に対抗する「技術同盟」を日本・台湾中心に構築している流れが、ますます明確になっているように見える。
(後略)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「合衆国の『半導体同盟』で薄暗くなる韓国」
――というわけで、誇ってきた「半導体」についても「韓国は地盤沈下している」と嘆いているのです。この見方は正しいです。
だからこそ、韓国政府、韓国メディアは「今こそ、超格差技術を確立し……」などという「できもしないこと」を声高に叫ぶのです。
韓国に超格差技術なんてものはありません。また日本からパクろうとするだけです。
韓国が「中国に事大する」可能性は十分にある!
さらに面白いのは、以下の言及です。
(前略)
保有する技術の戦略的な重要性が低いと評価されたとき、どのような待遇を受けるかは火を見るより明らかだ。だからといって、韓国が「謝謝(ありがとう)」と中国語で言いながら、中国の技術同盟に入ることなどできるはずもない。
(後略)
中国側の陣営に韓国が入ることなどできない――と書いていますが、これは恐らく間違っています。
朝鮮半島というのは「事大する人々」がいる場所です。実際、日本が併合するまでは右往左往して国を保ってきました。また中国に事大する時代に戻るだけのことですから、「謝謝」と中国語で言いながら、中国の技術同盟に入る――ことだって十分にあり得ます。
実際、次の大統領になるだろう李在明(イ・ジェミョン)というのは、そのような人物です。
※ア然としますが李在明(イ・ジェミョン)さんは「AI強国」と「うわ言」のようなことを言っています。
(吉田ハンチング@dcp)