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【4兆蒸発】韓国『サムスン電子』過去最高売上でも株価は下落。投資家の悪夢

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2021年10月08日、韓国『サムスン電子』が2021年第三四半期の業績を公表しました。

2021年第3四半期『サムスン電子』連結決算(暫定)
総売上高:73兆ウォン
(対前年同期比:14.65%増加)
営業利益:15兆8,000億ウォン
(対前年同期比:25.70%増加)

⇒参照・引用元:『サムスン電子』(newsSamsung)公式サイト「サムスン電子、2021年第3四半期の暫定決算を発表」

『サムスン電子』は世界的半導体活況の影響で大きく業績を伸ばしました。売上高70兆ウォン突破は『サムスン電子』初のこと。韓国メディアでは「営業利益は2018年スーパーサイクル期の17兆5,700億ウォンに次ぐ好業績」と報じています。

しかし……以下をご覧ください。業績が発表された同日の『サムスン電子』の株価です(チャートは『Investing.com』より引用:日足)。

10月08日は上がって始まったものの陰線で、最高の売上を確保した企業の株式には見えません。

本日の始値から終値までで時価総額「約4.2兆ウォン」を失いました。

『サムスン電子』は韓国では国民株といわれます。多くの個人投資家が同社の株式に資金を投じていますが、業績が最高になっても上がらないというのはまさに悪夢と思えるかもしれません。

しかし、株価というのは得てしてこのようなものです。市場は先々の業績・情報・予想を全て飲み込んで動きます。世界的半導体不足が問題になり、半導体企業が第3四半期には好業績を上げることはすでに織り込み済みだった――と考えるべきでなのでしょう。

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(吉田ハンチング@dcp)

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