韓国通貨「ウォン」の行方が面白い興味深い局面にさしかかっています。現在は、上掲のように「ウォン高」方向に触れているのですが、以下のように少し引いてチャートの全体像を見ると三角持ち合いになっていることが分かります(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。
2019年08月に形成した天井圏から高値を切り下げ続けており、この高値の切り下げラインとおよそ「1ドル=1,154ウォン」に引ける「ウォン高のレジスタンスライン(抵抗線)」に挟まれた、三角形の間で値動きをしている状態なのです。
三角持ち合いによって値の上下動が押さえつけられた後は、往々にして上下どちらかに大きく動きます。この大きな上下動があるとして、シナリオは以下の2つです。
まず、高値の切り下げラインに抑えられ続けてきたウォン安への圧力が、高値の切り下げラインの上にローソク足が出た時点で大きく動く。これがウォン安進行のシナリオです。ただし、これにはおよそ「1ドル=1,154ウォン」に引ける「ウォン高のレジスタンスライン(抵抗線)」が機能し続けることが前提です。
次に、「ウォン高のレジスタンスライン(抵抗線)」が突破される「新たなウォン高トレンドが作られる」シナリオです。この場合には、抵抗線が突き破られる(実体線で超える)ローソク足が出てそこから大きく下(ウォン高)へ動くことになるでしょう。
株式やFXの取引をされる方ならこのような三角持ち合いからのブレイクを儲けるポイントの一つとしていらっしゃるのではないでしょうか。当たるも八卦、当たらぬも八卦ではありますが、01月13日(月)の市場が開いて、さてどうなりますか(日本市場は祝日でお休みです)。注目したいところです。
(柏ケミカル@dcp)
南朝鮮「外貨準備」現金たるDeposits(預金)は5年間で最低
韓国の12末時点での外貨準備が発表され、現金たるDeposits(預金)が、11月末時点から73億ドルも減少したことが明らかになりました。2019年12月末時点でのDeposits(預金)は「12.9」Billion Dollars(129...
南朝鮮「ウォン高」方向へ進行中 4度目の「抵抗線」試しか?
「株安・通貨安」のトレンドにあったはずの韓国通貨「ウォン」ですが、先にご紹介したように2020年01月08日(水)に非常に激しい動きの末「ウォン高」方向へ進路を変えました。これを受けて01月09日(木)も19:17現在(日本時間)のところ上...
南朝鮮「ウォン」2018-19年で着実に「通貨安」のステージを進めてきた
2019年もいよいよ終わりですが、12月の第4週が終わった段階で韓国の通貨「ウォン」の対ドルレートは以下のようになっています(ドルウォンチャートは『Investing.com』より引用/日足:以下同)。12月12日に大きくウォン高へ動き、そ...