韓国がエストニアへの武器売却契約を締結しました。

↑エストニアはウクライナに無法に攻め込んだロシアと国境を接しています。PHOTO(C)Google MAP
2025年12月21日(現地時間)、韓国の『大韓貿易投資振興公社』(略称「KOTRA」)は、エストニア・タリンの『エストニア戦争博物館』で、エストニアの『国防投資センター』(略称「ECDI」)と『ハンファ・エアロスペース』の「天武」多連装ロケットシステム供給に関する政府間(G2G)輸出契約」を締結した――と発表しました。
※ECDI(Estonian Centre for Defence Investments)はエストニア国防省傘下の防衛装備調達機関。

本契約により、韓国『ハンファエアロスペース』は射程80km・160km・290kmの3種類の誘導ミサイルに併せて「天武」ロケットッステム6基をエストニアに供給します。
また、「天武」部品の一部現地生産やエストニア企業との整備・修理・オーバーホール(MRO)活動などを通じたローカライゼーションにも積極的に取り組む――とのこと。
契約総額は約3億ドルです。

↑エストニア戦争博物館(Estonian War Museum)で行われた契約書のサイン。エストニア戦争博物館は、国家の軍事的歴史と独立の象徴的存在であり、特にロシアとの緊張関係が続くバルト地域では、国防意識の象徴的な場です。
契約締結の場所からいっても、今回の契約は単なる調達契約というよりも、政治的・外交的な意味合いを強く持った国際式典の舞台だった――といえるでしょう。
天武とミサイルがスペックどおりに動くといいですね。
(吉田ハンチング@dcp)






