韓国では政府からメディアまで「K-カルチャー」を世界的と誇っています。なにせ習近平さんが訪韓した際にも、若い衆が歌って踊る舞台を見せたほどです。

↑2025年10月31日、韓国の慶州で開催されたAPEC首脳会議でのこと。習近平さんは端の方ですがちゃんと付き合っています。エラいですね。
ひと口に「K-カルチャー」といっても、K-POPや映画、ウェブトゥーンなどさまざま。ゲームも含まれます。そのK-ゲームが危機的状況にある――という話です。
韓国メディア『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引きます。
K-カルチャーの代表的なキーワードは「イカゲーム・パラサイト 半地下の家族・BTS・BLACKPINK」だ。
しかし、これらがK-カルチャーの“大将”ではないかもしれない。
世界市場で最も多く接触され、韓国にもたらす収益が最も大きい文化産業は、実はゲームである。
2024年の韓国のコンテンツ輸出額は135億7,330万ドルだったが、そのうちゲームが占める割合は56.2%に達する。
音楽・映画・ドラマなどのコンテンツ部門の輸出額をすべて合計しても、ゲームには及ばない。
『ネクソン』、『クラフトン』、『スマイルゲート』といったゲーム会社は、外貨を稼ぐ輸出の主力部隊と言える。
ところが最近、ゲーム輸出に警告灯がともっている。
2023年のゲーム輸出額は83億9,400万ドルで、前年比6.5%減少した。
2000年以降23年ぶりに、初めて輸出が減少したのである。
翌年の2024年にも、前年比9.1%とさらに減少した。
最大の要因は中国の台頭だ。かつては外国ゲームを模倣して出すのに追われていた中国のゲーム企業は、いまや独自のIP(知的財産権)を持つゲームで世界市場を急速に飲み込み、韓国ゲームを押し出している。
「黒神話:悟空」「연운」などの大型ゲームが相次いでヒットし、莫大な収益をかき集めている。
(後略)
K-ゲームが中国産のゲームに押されている――という話なのですが、これまた「他罰主義(オレのせいじゃない/オレ以外のヤツが悪い)」の発揮のように見えます。
中国メーカーのせいにしないで、お前がもっと頑張れ――です。

上掲の記事でご紹介したとおり、韓国大統領になりおおせた李在明(イ・ジェミョン)さんは、2025年10月15日に「世界第3位のゲーム強国へレベルアップ」をテーマにして懇談会を開催。ゲームスタジオを訪問しました。
大金を突っ込んだから面白いゲームができるとは限りませんし、まして世界的なヒット作になるなんて誰も確信が持てません。
世界第3位のゲーム強国になる前に、警告灯がついた――そうですよ。
(吉田ハンチング@dcp)





