伊藤博文暗殺の安重根、記念碑撤去される ⇒ 1週間もちませんでした。

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すでに読者の皆さまも――高知県に日本の初代首相である伊藤博文さんを暗殺したテロリスト、安重根の記念碑が設置され、それが撤去された――というニュースをご存じでしょう。


↑安重根記念碑の除幕式にはあの李洛淵(イ・ナギョン)さんが韓国から訪日。

日本の初代首相である伊藤博文さんを暗殺したテロリスト、安重根の記念碑が設置されたのは高知県にある『高知黒潮ホテル』です。

ネットでも「ふざけんなよ!」という非難が轟々と巻き起こったため、2026年06月10日、同ホテルは以下のような「お詫びとご報告」をホテルの公式サイトで公開しました。記録の意味もあるので、全文を以下に引きます。

記念碑設置に関するお詫びとご報告

2026.06.10 新着情報 記念碑設置に関するお詫びとご報告

このたび、当ホテル敷地内に設置された記念碑につきまして、多くの皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

本件につきましては、西森氏より「日韓国交正常化60周年を記念した碑を建立したいので、ホテル敷地内の一部を貸してほしい」との申し出がありました。

当ホテルは、今後のインバウンド需要も見据え日韓友好を象徴する記念碑であるとの説明を受け、その趣旨に賛同して敷地の使用を承諾いたしました。

しかしながら、記念碑の具体的なデザインや碑文の内容については事前に十分な確認を行っておらず、内容を把握したのは2026年6月6日の除幕式当日でした。

当ホテルとしては、内容を確認後、直ちに関係者へ撤去を申し入れ、協議を進めた結果、本日2026年6月10日より撤去作業を開始し、2026年6月12日には撤去を完了する予定です。

今回の件は、当ホテルの確認不足ならびに記念碑が持つ歴史的・社会的背景に対する検討が十分ではなかったことに起因するものであり深く反省しております。

その結果、多くの皆様にご不快な思いとご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。

また、本件により高知県民の皆様、香南市民の皆様にも多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことにつきまして、重ねて深くお詫び申し上げます。

今回の事態を真摯に受け止め、今後は敷地内に設置されるすべての工作物や掲示物等について確認体制を見直し、再発防止に努めてまいります。

本件は当ホテル施設管理者の判断と責任において発生したものであり、高知県民の皆様や香南市民の皆様や当ホテル従業員に責任はございません。

そのため、本件に関連して地域住民の方々や関係のない個人・団体・当ホテル従業員に対する誹謗中傷、憶測に基づく情報発信はお控えいただきますようお願い申し上げます。

また、関係各所への過度な問い合わせや、個人情報の特定・公開を目的とした行為につきましても厳にお控えいただきますようお願い申し上げます。

皆様からいただいたご意見を真摯に受け止め、信頼回復に向けて誠実に取り組んでまいります。

2026年6月10日
高知黒潮ホテル

⇒参照・引用元:『高知黒潮ホテル』公式サイト「記念碑設置に関するお詫びとご報告

「本件につきましては、西森氏より『日韓国交正常化60周年を記念した碑を建立したいので、ホテル敷地内の一部を貸してほしい』との申し出がありました」と書かれています。

苗字しか記載されていない、この西森さんというのは誰なんだ――と思うはずです。

西森氏というのは、

1940年02月17日生まれ
自民党系県議(8選)
高知県議会議長を歴任
高知県日韓親善協会名誉会長
全羅南道名誉道民
旭日中綬章受章

――の「西森潮三」さんのことだと思われます。以下は自民党の公式サイトにある2011年統一地方選挙の際の当選者リストですが、西森潮三さんが掲載されています。

⇒参照・引用元:『自民党』公式サイト「2011年統一地方選挙 当選者情報」

この西森潮三さんは韓国と縁の深い人物で、調べてみると、2016年に全羅南道と高知県が姉妹提携を結んだ際に高知県代表団の一員として訪韓しています。


↑2016年05月30日、日本の高知県が全羅南道と姉妹提携を行った時のレセプションでの写真。

韓国訪問団は高知県知事・尾﨑正直、高知県議会議長・武石利彦など、また駐韓日本大使・長嶺安政をはじめとする大使館関係者も参加していました。

この時の全羅南道知事が、あの李洛淵(イ・ナギョン)さんでした。

韓国側では林明圭(イム・ミョンギュ)全羅南道議会議長、崔一(チェ・イル)国立木浦大学総長ら分野別交流関係者などが参加。日韓合わせて約150人が参加していました。

今回の安重根の記念碑ですが、以下のように除幕式には確かに李洛淵(イ・ナギョン)さんも参加しています。

Money1をいつも読んでくださっている読者の皆さまなら、李洛淵(イ・ナギョン)さんが誰かはすぐお分かりになるでしょうが――文在寅政権時に国務総理(首相に相当)を務めた『共に民主党』の重鎮議員だったのですが、李在明(イ・ジェミョン)さんとその愉快な仲間たちと折り合うことができず、離党したという人物です。

上掲の写真では見にくいのですが、「日韓友好 東洋平和」と刻まれています。以下のYouTubeに上がった動画を見るとよく分かります。

↑「記念碑に発展した安重根医師と高知の縁」という動画。

またこの石碑建立には韓国の『사단법인 안중근의사숭모회(社団法人 安重根義士崇慕会)』という組織が関わっています。


『社団法人 安重根義士崇慕会』の公式HP/スクリーンショット

この団体は1963年に設立され、同年に韓国文化公報部(現在の文化体育観光部の前身)から法人設立認可を受けています。公式サイトでは、

「安重根義士の追慕・記念事業のため政府から認可を受けた唯一の非営利団体」

と名乗っています。

上掲のお詫び報告では「2026年6月10日より撤去作業を開始し、2026年6月12日には撤去を完了する予定」と書かれていましたが、そのとおり撤去作業は行われ、『高知黒潮ホテル』は同日、以下のプレスリリースを出しました。こちらも記録の意味があるので、全文を引用します。

記念碑撤去完了のご報告と改めてのお詫び

先日公表いたしました「記念碑設置に関するお詫びとご報告」のとおり、当ホテル敷地内に設置されていた記念碑につきまして、2026年6月12日をもって撤去が完了いたしましたことをご報告申し上げます。

本件につきましては、多くの皆様にご心配ご迷惑及びご不快な思いをおかけしましたことを改めて深くお詫び申し上げます。

施設管理者として設置物の内容や社会的影響について十分な確認と検討を行うべき立場にありました。しかしながら、その責任を十分に果たせなかったことを重く受け止めております。

今回いただいた多くのご意見やご指摘を真摯に受け止め、今後は敷地内への記念碑、モニュメント、掲示物その他の工作物の設置について、設置目的、内容、管理主体及び社会的影響を事前に確認し、複数の管理責任者による審査を経た上で判断する体制を整備してまいります。

また、外部からの提案や申し入れにつきましても、これまで以上に慎重な確認及び検証を行い、再発防止に努めてまいります。

なお、本件は当ホテルの判断と責任により発生したものであり、高知県民の皆様、香南市民の皆様及び地域の関係者の皆様に責任はございません。

本件に関連し、地域住民の方々や関係のない個人・団体に対する誹謗中傷、憶測に基づく情報発信、個人情報の特定や公開を目的とした行為はお控えいただきますようお願い申し上げます。

当ホテルは今回の事態を真摯に受け止め、地域の皆様、お客様及び関係者の皆様からの信頼回復に向けて誠実に取り組んでまいります。

2026年6月12日
高知黒潮ホテル

⇒参照・引用元:『高知黒潮ホテル』公式サイト「記念碑撤去完了のご報告と改めてのお詫び」

ちなみに、この高知県の石碑は日本で4番目に建立された安重根を記念する石碑でした。2026年06月06日に除幕式が行われ、06月12日に撤去されたわけですので、1週間もちませんでした。

なぜテロリストの安重根が韓国の英雄なのか。必然の理由がある
『JBpress』に興味深い記事が出ました。日本の初代総理大臣・伊藤博文を暗殺した朝鮮の安重根を主人公にした映画が次々に公開されるそうです。2022年12月21日には『英雄』というミュージカル映画が公開され、2023年には『ハルピン』という...

(吉田ハンチング@dcp)

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