ユーロ高が進行しており…… 「段階を踏んで正常化していく」というEU

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ドルの弱含みの影響をユーロも受けておりまして、2017年初頭から現在までのユーロドルの推移は以下のようになっております。ご覧のとおり、分かりやすく真っ直ぐなユーロ高です。

(Investing.comより引用)

09月11日には、ECB(欧州中央銀行)のクーレ専務理事が「緩和政策はより長期的に続く可能性があり、ユーロ高のマイナスの影響が限定される見込み」と発言したとたん、

ドイツ国債10年ものの利回りが0.32%前後まで急降下

という面白い事態が発生しましたが、その効果も長続きはしませんで、上昇に転じました。またECBの当局者が金融緩和の段階的な巻き戻しに相次いで言及しています。ロイターによれば、理事会メンバーのアルド・ハンソン氏(エストニア中銀総裁)は「金融政策の正常化への恐れが過度にクローズアップされているが、そのプロセスは実際、非常に段階的なものであり、すでに始まっている」と発言したとのこと。ユーロ高が進む中、慎重にことを運ばないとうまくいかないかも、と金融当局者が考えていることが分かりますね。

(柏ケミカル@dcp)

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