南沙諸島に軍事基地を建設し、軍事化を推進していることについて、アメリカ合衆国は「南沙諸島を軍事化する意図はない」という公約に違反した、と批判しました。
これに対して中国外務省報道官が記者会見で反論を述べたのですが、これが呆れた話になっています。『人民日報』の該当記事から以下に引用します。
总台国广记者:美国国务院昨天发表声明称,中国违背无意在南沙群岛搞“军事化”的承诺。中方对此有何评论?
米国務省は昨日、中国が「南沙諸島を軍事化するつもりはない」という約束を破ったとする声明を発表しました。 これに対する中国のコメントは?
汪文斌:南沙群岛是中国领土。中国在自己领土上开展建设活动,主要是为南海各类民事需求服务,更好地向本地区和国际社会提供更多公共产品和服务,履行中国承担的国际责任和义务。同时,中国在南沙有关岛礁部署必要的国土防御设施,是行使国际法赋予的自保权和自卫权,是中国主权范围内的事,合情合理合法,与军事化无关,这与各国在本国领土上布防本质上没有任何不同。
(後略)汪文斌:南沙諸島は中国の領土です。
中国の自国領土での建設活動の主な目的は、南シナ海のさまざまな民間ニーズに応え、地域と国際社会により多くの公共財とサービスを提供し、中国が引き受けた国際的な責任と義務を果たすことです。
同時に、中国が南沙諸島に必要な領土防衛施設を配備することは、国際法上の自衛権・自衛権の行使であり、中国の主権の範囲内であり、合理的かつ合法的なものであり、軍事化とは無関係である。
(後略)
もう最初の回答から間違っています。国際法上、南沙諸島は中国の領土ではありません。中国の侵略行為に対して「国際法上違法」と判決が出たにもかかわらず、中国は軍事化を進めています。
日本は中国がこのようなことをする国であることを忘れてはいけません。尖閣問題があるのですから。
(吉田ハンチング@dcp)